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釣った魚をその場で食べろ!第4回/今回のミッション「刺身」

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2023年6月、私たちは徳島県南部に釣りに行きました。徳島は山あり海ありの自然の豊かなところで私たちは大好きです。

今回は初めての釣り場なので何が釣れるかわかりません、緊張しますね。

いつも思っていたこと

せっかく魚が釣れたのに、このお魚で誰か料理してくれたらいいのになあ。。。釣り場の近くにお料理屋さんなんてないよなぁ。

あっ!そうだ!

自分で作ればいいんだ!

名付けて、、、

釣り場でお刺身

何も釣れなければおかずは無しです。白いご飯だけ。以下、第3回目は散々な結果でした。

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さあ、先ずは釣ってみましょう!

初夏の徳島は陽射しは強いですが風は涼しく爽やかです。

釣り日和ですね。周りに釣り人が少ないのが少し不安です。ここってあまり釣れないのかな?

今回は私はサビキ仕掛け、夫は得意の紀州釣りの二つの釣法で「ボウズを逃れる」という作戦です。

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大体、サビキでは何かしら釣れるので大丈夫でしょう。しかし、紀州釣りにかかると魚は大物の可能性があります。

サビキでは長い延べ竿をお勧めします。手返しがいいので、数が釣れるときに効果大です。

アイゴ

ん?私のサビキに何かかかりました。

何だろ、この引きは?アイゴです。アイゴが上がってきました。

アイゴは独特の匂いがあるのでリリースされることが多い魚です。アイゴの臭いはアンモニア臭に例えられています。ほとんどの方がリリースすると思います。

アイゴは毒魚

ヒレに毒があって刺されると危険なので、これも嫌われる原因ですね。

アイゴは、実際には背びれや腹びれに鋭いトゲを持っています。そのトゲが毒を持っているのです。毒自体は強力ではなく死に至る事例はまだないといいますが、、、。しかし、一度刺されるとかなりの痛みがあるようです。

そして、アイゴの毒は魚自体が死んでいてもトゲに残ります!

徳島ではアイゴが売っている

実際、人気がないのであまりお店に並ぶことはなく、あったとしてもとても安価で売られています。この辺り、徳島ではよく釣れるということも知っていました。徳島の人はアイゴを食べるようですね。徳島の物産館ではアイゴが売っています。

とはいえ、この独特の香りと味がお好きな方もあり、実は私たちも釣れた時は大喜びです。上手に下処理したら、刺身も美味しいし、干物も格別です。私たちは釣れたらすぐに全てのヒレを取ってしまいます。活け締めした後、頭と内臓を出して保管します。

そうこうしているうちに、夫の紀州釣りの方にも色々かかり始めました。

ヒブダイとホシササノハベラ

まず、ヒブダイが釣れました。綺麗ですね。熱帯魚みたいです。関東以南の太平洋沿岸にいます。

次にホシササノハベラです。

2匹ともちょっと大きめです。うーん、これは刺身よりソテーの方が美味しそうだなあ。身は柔らかく白身だと思います。これは、刺身ではなく、家に持ち帰って料理することにします。

ボラ

主人の紀州釣りに巨大な魚が釣れました。竿が大きくしなって、時に横に走ります。彼がとっさに叫びました。「大きなボラだ!」釣り師は引きの様子で、魚種が大体わかるようです。

ボラは美味しい魚ですが、沿岸に住む魚で、海の環境の影響を大いに受けるので、獲れる場所によっては匂いがあったりします。

こちらの海はキレイなので多分美味しいと思うのですが、見た目がサメみたいで怖いから苦手だし、さばくのが大変なのでリリースです。これくらい大きいと、針を外すにも一苦労です。力も強いので、暴れると簡単に抑えられません。

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ニザダイ

紀州づりの竿が大きくしなりました。今度は横に走りません。「なんだろ?アイゴかチヌ(黒鯛)かな。大きいぞ」と夫は竿を力を入れて支えています。

上がってきた魚を見て、「あ〜サンチャンや〜」と私はがっかりした声を上げてしまいました。

ニザダイは、別名「サンノジ」。シッポの近くに三本の線があるのでサンノジと呼べれることが多いのです。

私たちは愛称で勝手に「サンチャン」と呼んでいます。

魚体は大きく、引きはすごく強くて、海面近くまでまるで大型のカワハギのように見え期待値マックスにさせてくれます。それゆえにこのサンチャン、ガッカリ度が大きいのです。

そして、この魚、とても臭いのです。以前、徳島県でニザダイが3匹釣れて家で食べようとしたら臭くて食べれませんでした。不名誉にも漁業界でも最も歓迎されない魚の一種です。

しかし、何年か前に鹿児島のスーパーでニザダイが売られていて驚きました。活け締めにし、内臓などを除去すると非常においしい魚だという話があります。今度、試してみようかなと思いました。

カワハギ

ついに!紀州釣りに、良い型のカワハギが釣れました。美味しい魚です。数匹、連続でつれて二人で歓声を上げました。

これなら薄造りにピッタリです。

関西ではカワハギのことを「まるはげ」と呼ぶので「まるはげの薄造り」となります(ちょっとひどいネーミングですね)。

と言うわけで、今回はカワハギの薄造りを作ることにしました。

カワハギと言えば肝がおいしいのですが、残念ながら今回釣れたカワハギはあまり肝は入っていませんでした。秋から冬にかけて肝が太るのだそうですよ。

カワハギの薄造りを作ろう!

上空にトンビが飛んでいます。これは怖いです。私たちの釣った魚を狙っています。注意しながらお刺身を作ることにしました。私が魚を捌いている間に、主人は写真撮影しながら傘を振り回したり、大忙しです。

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カワハギは釣れたらまず活け締めにします。方法は以下を見てください。

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頭を落とします。

皮をぺりっとむきます。皮を気持ちよくむくことができるから「カワハギ」と呼ばれているのですね。皮は簡単にむけます。カワハギの鱗は退化し、小さいトゲになり、皮と一体化しています。

3枚に卸します。

 

硬い皮の下に薄い皮がもう1枚あるので、これは包丁を使って引きます。実はカワハギの皮ははいだら終わりではありません。硬い皮の下にはさらに薄皮があるのです。これは忘れずにとる必要があります。そうでないと刺身にした時に食感が悪くなります。

身は透明感があってとてもキレイですね。カワハギのような身のしまった魚は、薄造りがよくあいます。

薄く削ぎ切りにしてお皿に並べていきます。

薄造りにはポン酢があいますよ。大根おろし、ネギ、すだちなどを添えていただきましょう。

今回のミッションは釣った魚でお刺身を作るでした。

見事達成です!!!

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