レシピ

釣った魚をその場で食べろ!第1回/今回のミッション「寿司」

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今回、赤穂の釣り場で作った「コノシロの寿司」

いつも思っていたこと

せっかく魚が釣れたのに、このお魚で誰か料理してくれたらいいのになあ。。。釣り場の近くにお料理屋さんなんてないよなぁ。

あっ!そうだ!

自分で作ればいいんだ!

名付けて、、、

釣り場のお寿司屋さん(そのままですね)

早朝、寿司飯を作って釣り場に持って行き、釣った魚をその場でさばいてお寿司を作り、お昼に食べる。

しかも、お寿司になるような魚が釣れれば良いけれど、釣れなかったら持参した海苔だけを乗せて食べるという、ややサバイバルゲーム的な企画です。

エキサイティングですね。

さて、今回は第1回目なので、確実に釣れそうな釣り場を選びました。初回からコケるのは悲しいですからね。

行ってきたのは赤穂です

ここ赤穂では、今、ほぼ確実にコノシロが釣れています。(赤穂といえば、赤穂浪士の赤穂事件で有名なところですね。時間があったら観光もできます。)

他にもイワシやサヨリなども釣れているので、何が釣れるのか楽しみです。

コノシロは、刺身で食べるより、酢締めにした方が美味しいので、酢締め用のお酢も用意して行きました。

まずは第一投

早朝5時です。

もう既に釣り始めている方もかなりいます。遅れを取ってはいけない。はやる気持を抑えながら、釣竿を準備します。釣り方は、サビキ仕掛けです。針は、ハヤブサのママカリサビキ5号です。今回は水深はそんなにないので、延べ竿を使いました。

延べ竿とは、ラインを通すガイドの付いていないロッドのことです。リール、ありません。穂先に付いているリリアンに、直接道糸を結んで仕掛けを投入し、魚が掛かったら延べ竿の曲がりと上げ下げのみでやり取りする竿です。いちいちリールを巻かないので、手返しは早いです。

まだ、釣り上げられている魚は多くはないようです。これからかな。

まず、第一投。

なかなか当たりはありません。早朝の爽やかな風と、鳥の声を楽しみながらコーヒーでも飲んで、、、、

おっ!来た。何か来た!

この当たりはコノシロだ。しかも結構大きい。ランチがかかっているから絶対にバラしちゃいけない。コノシロってバラしやすい(針にかかったのに釣り上げる途中で、針から外れて落としてしまう事です)魚で、実際、みんなよくバラしているのです。

慎重に慎重に釣り上げて、無事確保。

早速活け締めにして海水で血抜きします。

良かった、これでランチが作れる!

なんでうまくいかないの!?

釣りに行けない

コノシロは、時々お魚屋さんで見かけます。
美味しいのにとても安いんです。
見つけたら是非買ってみてくださいね。
コノシロが無くても、お魚屋さんにある身近な魚で作れます

魚が生臭い

魚が釣れたら、まず活け締めにすることをお勧めします。
エラ、又は頭の付け根に包丁を入れて、しばらく海水に浸けて血抜きをします。
こうすると魚の臭みが全然違ってきます。
魚を買ってきた場合は、まず水で洗って魚の臭み成分(トリメチルアミンと言います。水溶性なので水で洗い流せます)を洗い流します。

卸すのが難しい

鮗は身が薄くて卸しにくいですね。
慣れるまでは難しいですが、
安い魚なので、練習だと思ってたくさん卸してみてください。
だんだん上手になりますよ。
今回は大名卸しにしてみました。
簡単なので、やってみてください。
鮗は腹骨がとても硬いので必ず丁寧に取り除いてください。
また、背ビレの内側にも硬い骨があるので、これも取り除きます。

材料

コノシロ:4尾

塩:卸した身の重さの3パーセントくらい/せっかくなので、今回は赤穂の天塩を使いました

酢:100cc(酢洗い用)

浸け酢

昆布酢:150cc

砂糖:15g

寿司飯

寿司飯:300g 寿司飯の作り方はリンク先をご覧ください

 

準備

コノシロ

三枚に卸して腹骨と背びれの内側の骨をすきとる。卸し方はリンク先をご覧ください。

2ミリ幅の骨切りをしておく

浸け酢

合わせておく

作り方

今回はコノシロしか釣れなかったので、即席の酢締めにしました。
コノシロは、刺身にするより酢で締めた方が美味しいからです。
でも本当は、酢締めは3日くらいおいた方が美味しいですよ。

1)コノシロに塩を振って30分置く

2)水で塩を洗い流す

3)水気を切って酢洗い用の酢につける

3)水気を切って浸け酢に30分漬ける

時間があれば、一晩置くとしっかり味が入ります

4)浸け酢から引き上げて水気を切る/この状態で3日間程度置くと、さらに美味しくなります

5)皮目に包丁を入れる

飾り包丁といいます

握り寿司

1)寿司飯を15~18gくらいの俵型に握る

2)コノシロにわさびを付けて、寿司飯に乗せる

3)コノシロと寿司飯が一体化するように握る

あまり強く握らないで、フワッと握ってください

棒寿司

1)ラップを敷き、コノシロを皮目を下にして5cmx20cmくらいの長方形に並べる

2)寿司飯を軽く握って、並べたコノシロの形に合わせ棒状に伸ばす

3)コノシロの上に乗せる

4)締めながらラップを巻き、巻き簾で締める

上手に巻く力を加減してください/しばらく置いた方が魚と寿司飯がよくなじみます。

アドバイス

寿司飯さえ作れば、お魚屋さんで好きなお刺身を買ってきて、お家で寿司パーティーができますよ。

握るのが面倒であれば、寿司しゃもじなどがアマゾンで売られていますので、利用するのもいいと思います。

釣り場で作る時は、衛生面で特に注意が必要です。魚が釣れたらすぐに処理して、氷の上に置く事、食材も器具も流水でしっかり洗う事など、特に気をつけて下さいね。

どんな魚が釣れるかわからないし、そもそも、釣れるかどうかもわからないし、釣れなかったら寿司飯を海苔で巻いて食べるしか無いし、とにかくスリル満点です。

ですから、1匹目が釣れた時の盛り上がりはすごいです。

周りの釣り人たちが、ポカン?とするくらいです。

間違いなく楽しいので、是非やってみてくださいね。

今回はコノシロしか釣れなかったので、即席の酢締めにしました。コノシロは、刺身にしてもあまりおいしくないからです。
本当は、酢締めは3日くらいおいた方が美味しいですよ。

他にも、コノシロのソテーコノシロのなめろうコノシロの南蛮漬け、など作っているのでリンク先をご覧ください。また、江戸城ではコノシロは食べてはいけなかった、という話題も投稿しています。

完成です!釣り場で作ったお寿司ができました!

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