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クマに注意!
私たちはよくドライブで全国の山間部を走りますが、「クマに注意!」という看板を見ることが多いです。昨今、ニュースでもクマ出没のニュースがよく見られますね。
全国のクマ出没の情報が見れるサイトです。

九州にはクマがいない
たくさん情報がある中で、全国でクマがいないのは九州、沖縄だけです。全国のクマ出没の情報がありますね。九州の情報は以下のようにあります。
九州地方のツキノワグマは1941年にオスが捕獲され、1957年に子グマの死骸が見つかり、1987年11月のオスを最後に野生絶滅したとされてます(2001年大分県版レッドデータブック)。
1987年11月のクマは、大分県の祖母傾山系で猟師が射殺したという。但し、このクマは、もともと九州に生息していたクマの生き残りではなく、 本州から人が持ち込んだクマかその子孫だとするDNA解析(福井県から岐阜県にかけて局所的に分布しているクマと同じタイプ)の結果が報告されています。
2009年1月には、宮崎県高千穂町の山林でイノシシ捕獲用の罠にかかり、猟師が現場を離れた間にいなくなってしまったとの情報が寄せられていました。
2011年10月以降、祖母傾山系で目撃情報が相次いだため、 野生生物の専門家らで組織する「日本クマネットワーク」が、痕跡調査を実施。
環境省が2012年8月28日公表した改訂版レッドリストで、九州地方のツキノワグマについては、1957(昭和32)年以降捕獲例がなく、「すでに絶滅している」としてリストから削除されました。九州地方のツキノワグマはこれまで「絶滅の恐れのある地域個体群」に分類されていました。
2025年2月16日午後16時頃
山に囲まれた道路を運転中、巨大な黒い生き物が目の前を横切った。
熊だと思い家族に電話したが、九州に熊は居ないと笑われた。
市役所に通報するもイノシシだと思うと言われた。
ドライブレコーダーに黒い物体が写ってる。
九州にいるのはくまモンだけですね!

クマはハチミツが好物か
マンガやアニメ、絵本などでよく動物の好きな食べ物が描かれます。
可愛い動物たち、嬉しそうに食べる様子、微笑ましいシーンですね。でも、本当にその食べ物が好きなのかと思う時があります。そこで調べてみました。
クマが養蜂箱を襲って問題になっているというニュースが聞かれることがあります。

クマの襲撃は養蜂家にとっては大きな痛手だ!
今回は悲しいニュースをお知らせしなければなりません。実は鏡野町の私たちの養蜂場に熊が現れ、ミツバチの巣箱が襲撃されたのです。
7月10日の朝、地元鏡野町役場からの連絡で急きょ町内の最北部に位置する越畑の当社養蜂場に向かいました。養蜂場に着いた時、すぐにいつもと違う雰囲気を感じました。巣箱がひっくり返されたものが数個あり、いくつかは巣が食い荒らされていたのです。巣を壊されたミツバチがあたりをブンブンと飛び回っています。飛び散った巣板には蜂の子やはちみつが入っていたのですが、巣板ごと食べられていました。
メルヘンの世界では「クマのプーさん」がはちみつポットを抱えて、はちみつを嬉しそうに舐めているほのぼのとした世界がありますが、養蜂の現場では、これは大変なことなのです。はちみつを食べられてしまうだけではなく、熊に対して反撃するミツバチは壊滅状態になってしまいます。

クマが狙っているのは蜂の子だ!
上記のように養蜂箱が襲われただけで、「クマはハチミツが大好物」とは限らないのです。確かにクマは養蜂箱を狙うことがあります。それは特にハチミツが好きだからとはいえなく、むしろクマが欲しいのは「蜂の子」を食べることで豊富なタンパク質と脂肪を摂取し、冬眠に備えることなのです。

全くハチミツを食べないということではないですが、何よりもハチミツが好きだという話はフィクションの世界のものですね。
現代の科学研究においては、蜂の子の良さについて、どのような事柄が明らかになっているのでしょうか。まずは栄養学の視点から、蜂の子の食品としての有用性を裏付ける結果が得られています。
ミツバチの蜂の子の栄養成分を分析したところ、たんぱく質、脂肪、および炭水化物を豊富に含み、加えて、ビタミン、ミネラル、脂肪酸、さらに、ヒトの体内で合成できない等のために、食事から栄養分として取り込まなければならない必須アミノ酸が含まれることが明らかになりました(表)。蜂の子は、さまざまな栄養素を豊富に含む優れた食品と言えるのです。
さらに、蜂の子に豊富に含まれるたんぱく質を摂取しやすいように、酵素によってペプチドやアミノ酸に分解した“酵素分解蜂の子”の研究も進められています。
山田養蜂場のサイトから

人間も食べる蜂の子(伝統料理)
蜂の子は、長野県や岐阜県、愛知県などの山間地域で古くから食されてきた伝統的な郷土料理です。特に、クロスズメバチの幼虫(へぼ)を貴重なタンパク源として利用してきました。蜂の子は甘露煮、佃煮、炊き込みご飯など、さまざまな料理で味わわれているようです。

アニメにもなっているクマのハチミツ好き
『クマのプーさん』(英: Winnie-the-Pooh)は、1926年に発表されたA・A・ミルンの児童小説 [1]。クマのぬいぐるみでハチミツ好きの「プー」と、森の仲間たちとの日常が10のエピソードによって描かれている。
1928年には同様の構成をもつ続編『プー横丁にたった家』も発表された。『クマのプーさん』のシリーズはこの二つの物語集と、その前後に発表された二つの童謡集『ぼくたちがとてもちいさかったころ』『ぼくたちは六歳』の計4冊からなっており[2][注釈 1]、挿絵はいずれもE.H.シェパードが手がけている。
A.A.ミルンはこの作品を自身の息子クリストファー・ロビン・ミルン(英語版)が持っていたテディ・ベアから着想した。この児童小説とそのキャラクターは発表当時からひろく人気を集め、多数の言語に翻訳されて、いまなお世界中で読み継がれている。
1960年代からはディズニーによって一連のくまのプーさんシリーズのアニメーションが作られ、原作の知名度に大きく貢献した。ディズニー版では「Winnie the Pooh」とハイフンが脱落した表記が使われており、日本では「くまのプーさん」の表記が作品・キャラクター双方で用いられている。
こういうアニメの普及で、「クマはハチミツ好き!」という印象が人々に強くなったのかもしれませんね。