
今回作ったシカ肉赤ワイン煮
肉の煮込み料理は召し上がる機会がよくあると思います。
\ルーマニアでよく飲んでいます!珍しい品種です/
シカ肉となると、身近さが遠のくかも知れませんが、作り方は牛肉や豚肉と変わらないので気軽に試せますよ。
シカ肉は脂肪が少なく筋肉質(部位によりますが)なので固いのですが、だからと言って煮すぎてしまうと今度は筋繊維がバラバラになってしまいます。
程よい弾力を残して仕上げたいですね。
シカ肉をワインと香味野菜に漬け込むことで、肉が柔らかくなり、香り付けが出来るので匂いも気にならなくなります。
高級フレンチだと、大きな肉の塊の周りに真っ赤なワインソースがとろーりと敷いてあるイメージですが、今回は、田舎の家庭料理っぽく素朴に仕上げますね。
シカ肉と野菜をワインに漬け込んだ後、じっくり煮るだけなので簡単です。

なんでうまくいかないの!?
シカ肉がお店に売ってない
私の住んでいるところからは丹波篠山が近いので時々シカ肉やイノシシ肉を買いに行きます。
他にも日本中に鹿は生息しているので、山間部に行けば売っているところがあります。ドライブがてら探してみるのも楽しいですよね。
もちろんインターネット販売もありますよ。
シカ肉は臭いのでは?
血抜きなどの処理がきちんとされていると、ほとんど臭みはありません。一番大切な事は、信頼できるお店を選ぶ事です。
寄生虫は大丈夫?
野生の動物なので、注意して調理する必要がありますね。
生肉を触った手やまな板包丁などは必ずきれいに洗うこと、肉はしっかり火を通すことも大切です。
厚生労働省のガイドラインによると、中心温度が75℃で1分間以上、又はそれと同等の加熱をするよう指導されています。
今回は煮込み料理なので大丈夫ですね。
材料

シカ肉 : 200g
塩 : 2g
胡椒 : 適量
玉ねぎ : 小一個
人参 : 1/2本
ニンニク : ひとかけ
ローリエ : 2枚
ハチミツ : 10g
赤ワイン : 300cc
小麦粉 : 適量
コンソメ : 1/2個
準備
シカ肉に塩胡椒する

玉ねぎ、人参、ニンニクを適当な大きさに切る



シカ肉、玉ねぎ、人参、ニンニク、ローリエをバットに並べ、赤ワインを注ぐ

密着ラップをして一晩寝かせる

作り方
シカ肉を取り出して水分を拭き取り、小麦粉をまぶす

鍋に油を熱しシカ肉を焼いてこんがり焼き色を付ける

シカ肉を取り出し、油を足して野菜を炒める

鍋に漬け汁と、コンソメ、野菜がかぶるくらいの湯を加えて煮る

沸騰したらシカ肉を鍋に戻す

蓋をして1時間くらい煮る

シカ肉が柔らかくなったら塩、胡椒で味を整える

火を止めてバターを加える



完成です!

アドバイス
シカ肉はじっくり煮ると柔らかくなりますが、煮過ぎるとホロホロに崩れてバラバラになってしまいます。
シカ肉が柔らかく弾力がある状態がベストです。
時々、柔らかさを見ながら煮てくださいね。
\ルーマニアでよく飲んでいます!珍しい品種です/