新料理「裏」物語

危険!イカは炙っただけでいいのか?

本投稿にはプロモーションが含まれます。

日本海をドライブしようと思い、富山県の魚津から東に走り、糸魚川市に差しかかりました。

 

海沿いの道の駅で休むついでに、その中の物産展を見ました。

美味しそうな干したホタルイカが、、、

干したものって美味しいですよね。道の駅に干したホタルイカがありました。

ところで、干した食材には2種類あるのをご存知ですか。

  • 乾物…植物性食品を乾燥させたもの
  • 干物…魚など魚介類を乾燥させたもの

イカには遊離アミノ酸であるグリシンアラニンプロリンが多いので甘味を感じるわけですが、乾燥させるとそれらの成分が増しますね。

イカの旨みを利用し、簡単に作るイカ酒のレシピが以下にあります。ご覧ください。本当に簡単で美味しいです!

イカ炙り酒|できれば教えたくなかった!秘伝のお酒(実は簡単)骨酒の話題はよくサイトで見つけられますが、今回は「イカ炙り酒」です。スルメで骨酒のようにお酒を燗できないかと考えてみました。美味しいです!...

炙ったイカ

お酒はぬるめの燗(かん)がいい

肴は炙ったイカでいい

八代亜紀の歌う「舟唄」のように、炙ったイカって日本酒にあいますね。阿久悠の歌詞は素晴らしいです。

八代亜紀の歌う「舟唄」。スルメと熱燗の日本酒、情景が目に浮かびます。

肴(さかな)とは

お酒にあわせるおかずのことです。「肴」の語源は、室町時代に、おかずを「菜(な)」といい、飲酒のとき食べる副食物を「酒菜(さかな)」と呼んでいたことに由来しています。のちに、「酒菜」の表記が「肴」に変わりました。しかし、呼び方は「さかな」のまま残ったそうです。飲酒の時の副食物が「肴」ですから、酒の肴、という呼び方は、「頭痛が痛い」、と同じような重言(じゅうげん)にあたり、文法上は間違いですね。

そうだ、干しホタルイカを焼こう!

あまりに美味しそうだったので、干しホタルイカを買い、海岸で焼こうということになりました。尾崎家はこういう時のために常に車の中にガスコンロを入れています。

炭もある程度、持っていますよ。

 

バーベキューもすぐにできます。

なんか体調が、、、

干したホタルイカを焼いて食べて30分後、何か体調に変化を感じました。蕁麻疹(じんましん)のようなものが首の周りに出ました。そして、呼吸が苦しくなったのです。

蕁麻疹とは、、、

じんましん(蕁麻疹)とは、皮膚の一部が突然、蚊に刺されたように盛り上がり、短時間で跡を残さず消えてしまう皮膚の病気です。

赤みや強いかゆみを伴いますが、たいていは数十分~1日以内に治まります。

原因を特定できるじんましんは全体の1~3割ほどで、多くの場合、原因ははっきりわかりません。

原因はわからなくても、抗ヒスタミン薬の内服などによって症状を抑えることができます。

第一三共ヘルスケアHPより

そういえば、小さい頃から鹿児島の夏祭りで出店の干しイカを食べた時、気分が悪くなり、蕁麻疹が出ることがありました。

妻が救急車を呼んで、すぐに糸魚川総合病院に搬送してもらいました。

そこで、点滴をしてもらい少し休んだらよくなりました。細かく覚えていないのですが、点滴はステロイドと抗ヒスタミン剤だと思います。

アレルギーか?

このイカを焼いたものを食べるとたまに蕁麻疹が起こるのは、アレルギーではないようです。

色々と調べましたが、ヒスタミン食中毒だと思いました。 ヒスタミンは腫れや痒みを起こすことがあるのです。

ヒスタミンは、体内で作られるものでした。このヒスタミンを食事から、一度に100㎎以上摂取してしまうと、食中毒を発症するとされています。

症状やヒスタミンの関与という点で食物アレルギーと似ていますが、アレルギーであれば、「ある魚を食べたら必ず症状が出る」ことになります。一方、ヒスタミン食中毒は、たまたまその時食べたもの(魚)に大量にヒスタミンが含まれていたために起きた一時的な反応です。アレルギーのように、特定のアレルゲンがスイッチとなって過剰な免疫応答が繰り返されるわけではありません。

ナビタスクリニック公式HPより

魚の保存方に問題がある場合、このヒスタミン食中毒が起こるとされています。主に以下のような問題です。

  1. 冷蔵庫から出して常温に長い時間放置してしまった
  2. 冷凍の魚を解凍して使わず、また冷凍庫に戻した
  3. 冷凍だからと油断して数カ月たってしまった
  4. 冷蔵庫・冷凍庫が故障して一時温度が上がったり溶けかけたりした

問題は熱しても解決しないこと

不思議だなと思ったのは、僕は「しめ鯖」を食べた時にはアニサキスの問題でアレルギー症状が出る時があります。それゆえに、サバを食べる時には必ず加熱しています。そうするとアレルギー症状が出ないのです。

 

しかし、このイカは焼いています。 焼いていても症状が出るということは、、、。

ヒスタミンは熱によって分解しないそうです。

今回の問題は、道の駅で売っていた干しホタルイカはかなり長期で冷凍保存していたか、または、常温の状態の保管時間などに問題があったと考えられます。

これからは、、、

一夜干しを買うことにしました。それを加熱すると問題はないでしょう。

 

今回、救急車で病院に運ばれ点滴をしました。それがきっかけで、色々調べた結果、小さい時から疑問に思っていた「なんで加熱したのにあたるのだろう?」という疑問が晴れました。

いがめんち|津軽地方のご当地グルメを弘前で食べた!どこで食べれる?その味は?「いがめんち」と青森県弘前市で出会いました。とても美味しい郷土料理で、お酒にもぴったりで大好きになりました。...

遠浅の錦江湾、故郷の旧谷山市にて

 

こちらの記事もオススメ!