那智勝浦に行きました
2022年春、紀伊半島をドライブ旅行しました。那智勝浦は過去何回か行きましたが、自然豊かで食べ物もおいしいところです!
熊野古道「大門坂」があります。「大門坂」は熊野古道の中でも、当時の面影を特に美しく残しているとされています。聖地「那智山」へと約640mの石畳が続くのですよ。
苔むした石段と樹齢800年を越す老杉等。昔の熊野詣を想像しながら歩くのも楽しいですね。
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アカマンボウを見た勝浦というところ
全国勝浦ネットワークというものがあります。
千葉にも勝浦という地名がありますよね。徳島にも勝浦というところがあります。
和歌山南部と千葉南部は一つのルートで繋がっています。それは「黒潮」です。江戸時代、紀州は漁業の先端技術を持つ先進地でした。その紀州の漁民がイワシを求めてやってきたのが、現在の千葉房総半島です。
房総半島は、江戸時代イワシを肥料にして、上方や江戸に送る一大拠点となりました。
そういう関係で、千葉には「勝浦」「白浜」と南紀にある地名があるのです。つまり、勝浦の本家は紀伊半島だったとも言えるのですね。
勝浦漁港に行ってセリを見た
那智勝浦の勝浦漁港は朝7時からマグロのセリを見学できるんです。早速、早起きして行ってきました。
漁港のセリ見学の情報はリンク先の那智勝浦町のHPをご覧ください。
朝一のセリは活気があります!
たくさんのマグロが揚がっていました。
那智勝浦 勝浦水産サポートサービスさんのインスタグラムで漁港の様子がよくわかります。
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何やら見慣れない魚が、、、
赤い鮮やかな魚が数体、揚がっていました。大きいです。
なんだろう?
人と比べてもかなり大きいことがわかります。
アカマンボウだ!
漁師さんに教えてもらいました。「アカマンボウ」です。アカマンボウは、各地で、マンダイ、マンボウ、ヒャクマンダイ、キンタイ、金魚とも呼ばれています。
アカマンボウはマグロ延縄漁などでの外道として漁獲されます。なるほど、だからこのマグロで有名な那智勝浦港でアカマンボウが水揚げされるのですね。
外道については以下に説明もしています。
英語ではOpahと言います
アメリカでは大変珍しがられているようですね。同じ漁師さんが2度アカマンボウを獲ったというので、ニュースになっています。
マグロ延縄漁
マグロ延縄漁法とは、餌を付けた釣り針を漁場に仕掛け、餌にマグロが喰い付くの待って、船の上へ取り込む漁法です。
このマグロ延縄漁の「外道」としてアカマンボウがかかるのですね。
アカマンボウの値段
アカマンボウの値段はマグロの何十分の一です。かつては「マンダイ」とい名で安価な刺身や切り身でなどで親しまれていました。
アカマンボウは、なんちゃってマグロ?
アカマンボウの身質や味はマグロと大変似ています。マグロのバチもの(偽物)として切り身、ミンチにして、ネギトロとして利用されることも多いそうです。これは衝撃の事実です!
でも、この「なんちゃってネギトロ」が、安価な回転寿司では常に上位ランクされる人気ダネになっていることご存知ですか?
この不動の人気を誇る「なんちゃってネギトロ」ですが、赤味のアカマンボウに、植物油やラード、それから添加物を練り合わせると、なんとネギトロの味ができあげるというから驚きです。
それどころか、マグロを使わず大胆にアカマンボウだけで提供している「なんちゃってネギトロ」もあるようです。
アカマンボウを食べている動画
私たちがよく見る動画サイトにアカマンボウを捌いて食べる様子が出ていました。
今度、南紀に行ったらスーパーでアカマンボウ探して食べてみたいと思います。
その時にはまた記事にしますので、どうぞ期待してください!