2023年、私たちはイスタンブールに旅しました。
イスタンブールのアジア側にて
イスタンブール滞在中に、イスタンブール海軍博物館を訪れました。とても興味深い博物館でした。かなり広い博物館で館内をよく歩きました。その後、近隣のベシクタシュ地域を歩き感じの良い小さいカフェっを見つけました。
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「カバック・タトゥルス」(トルコ風カボチャの甘煮)に出会った!
歩き疲れてふらりと立ち寄ったカフェで「何かスイーツでも食べようかなぁ」と考えていた所、お店のおじさんが強く強く勧めてくれたスイーツがこれです。
とっても愉快なおじさんで、「これ食べて!すごく美味しいよ!」と大絶賛だったのです。それが「カバック・タトゥルス」(トルコ風カボチャの甘煮)です。
Kabak tatlısı(トルコ語で「かぼちゃのデザート」の意)は、トルコ料理におけるかぼちゃのデザートである。 皮をむいて切ったカボチャに砂糖をまぶしたもの(砂糖漬けカボチャ)を調理して作る。牛乳を使用することもできる。刻んだクルミ、タヒニ、カイマクをトッピングして食べる。冬場の季節のデザートです。 食感はタフィーのようだと評される。
タフィーは、アメリカで発明されたキャンディーの一種で、砂糖、バター、植物油、香料、着色料などを煮詰めたソフトキャンディー・ベースの粘着性の塊を、空気が入る(小さな気泡ができる)まで伸ばしたり引いたりすると、軽くてふわふわとした噛み応えのあるキャンディーになるものである。 この工程が終わると、タフィーはロール状に巻かれ、小さくカットされ、柔らかさを保つためにワックスペーパーで包まれます。通常、パステルカラーでフルーツ味ですが、糖蜜や「クラシック」(無味)タフィーなど、他のフレーバーも一般的です。
そういえば、このカボチャ、他のカフェやお菓子屋さんでも良く見かけていました。
興味はあったのですが、見た目が日本の「カボチャの甘煮」みたいなので、何だか気が進まず食べていなかったのでした。
どう見ても「カボチャの甘煮」ですよね。白いご飯が欲しくなります。
ところがこれはれっきとしたスイーツで、冷た~くして頂きます。そして大事なことは、必ず砕いたクルミと胡麻ペーストをかけること。
これがあると無いとでは大違いです。いきなり香ばしくクリーミーな絶品スイーツに変身します。
「カバック・タトゥルス」(トルコ風カボチャの甘煮)はタヒニがポイントだ
胡麻ペーストはタヒニと呼ばれていてスーパーや食料品店、お菓子屋さんなどに売られています。
味も香りも日本の白胡麻ペーストに似ています。
このカボチャは、日本のエビスカボチャやクリカボチャのような、煮物用のホクホクしたカボチャではなく、柔らかくて水分の多いしっとりしたカボチャです。
カボチャの品種ではバターナッツが近いと思います。
「カバック・タトゥルス」(トルコ風カボチャの甘煮)の作り方は
作り方は簡単で、カボチャを切って砂糖で煮るだけですからすぐに作れそうですね。バターナッツは夏に獲れるので、八百屋さんで見かけたら作ってみようと思います。
「カバック・タトゥルス」(トルコ風カボチャの甘煮)の作り方をYouTubeで
英語ですが、「カバック・タトゥルス」(トルコ風カボチャの甘煮)の作り方がよくわかります。
「カバック・タトゥルス」(トルコ風カボチャの甘煮)は本当に美味しかった!
一日よく歩いて疲れた体にこの「カバック・タトゥルス」(トルコ風カボチャの甘煮)は最高に美味しく感じました。僕はカボチャはそんなに好きではなかったのですが、このクルミとタヒニの胡麻の香りのコンビネーションはとても美味しかったです。
底抜けに明るい店主でした。
「カバック・タトゥルス」(トルコ風カボチャの甘煮)を食べる前に行ったイスタンブール海軍博物館
イスタンブールのベシクタシュ地区にあるイスタンブール海軍博物館に行きました。
イスタンブール海軍博物館は、1897年に設立されたトルコのイスタンブールのベシクタシュ地区にある国立海軍博物館です。トルコ海軍の管轄で運営されています。3回建ての建物に約20,000点の展示物があります。博物館には、オスマン帝国海軍に関連する軍事遺物の重要なコレクションが含まれています。
日本のコーナーもあります
エルトゥールル号遭難事件関係の展示があると聞いていたので、大変興味深く思い行きました。
エルトゥールル号遭難事件(エルトゥールルごうそうなんじけん)は、1890年(明治23年)9月16日夜半にオスマン帝国(現在のトルコの一部)の軍艦エルトゥールル号 (Ertuğrul Fırkateyni) が、現在の和歌山県東牟婁郡串本町沖にある紀伊大島の樫野埼東方海上で遭難し、500名以上の犠牲者を出した事件
場所は以下です。
今回は歩き疲れてフラッと入ったカフェで食べた「カバック・タトゥルス」(トルコ風カボチャの甘煮)が感動的に美味しかったというお話でした。