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指宿市鰻温泉で名物「スメ」料理を作った/噴出する蒸気の天然カマドで楽しい!

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鰻温泉の「スメ」

鰻温泉とは

鰻温泉は、鹿児島県薩摩半島の南東端、指宿市山川地区の鰻池の北東湖畔に位置する鰻(うなぎ)集落に湧いています。砂むし温泉で有名な指宿温泉地域の中で唯一の単純硫黄泉です。その歴史は古く、寛延3年(1750年)頃から温泉として利用されているのですよ。

山川の僧・盈寿が開発の祖と伝わっています。

ここは江戸時代後期の三国名勝図会にも記載されています。三国名勝図会は鹿児島藩主島津斉興の命を受けて編纂され、天保一四年に完成した鹿児島藩の総合地誌です。

三国名勝図会(さんごくめいしょうずえ)は、江戸時代後期に薩摩藩が編纂した薩摩国大隅国、及び日向国の一部を含む領内の地誌や名所を記した文書。

特に、神社寺院についてはその由緒、建物の配置図や外観の挿絵まで詳細に記載されている。また各地の名所風景を描いた挿絵も多く、当時の薩摩藩領内の様子を知るための貴重な資料となっている。全60巻。

ウィキペディアより

西郷隆盛は明治7年(1874年)遣韓論に敗れ下野した時にはこの鰻温泉に1ヶ月も滞在しています。この時の西郷は昼間は狩りに出かけ、夜は読書。雨の日は集落の子供たちと遊ぶという生活だったようです。

明治7年、佐賀の乱に敗れた江藤新平がこの鰻温泉に西郷隆盛を訪ね、激論を交わしたという史実も残っています。実は歴史的にも大変興味深い場所でもあるのです。

その後、明治34年(1901年)に公衆浴場が開設されました。

\今回はこのカメラで主に撮影しました|驚きのスグレモノです!/

鰻温泉の泉質

鰻温泉の泉質は、単純硫黄泉です。無色透明なのですが、肌当たりが柔らかい湯が特徴です。あせもやアトピー性皮膚炎などの皮膚病に効果が高いとされている温泉です。すべて源泉掛け流しの湯は源泉温度88.8度と高いです!そのため加水し温度の調整がされているのですよ。

鰻温泉 共同浴場

区営鰻温泉という共同浴場があります。鰻池の湖畔にたたずむ風情があるお風呂です。

詳しい情報はいぶすき観光ネットをご覧ください。

鰻温泉のスメを見つけた

鰻温泉では「スメ」という噴気で蒸すカマドが利用されています。スメ広場には観光客向けのスメを設置。野菜や卵を持ち込んで、蒸し料理を体験することができます。

動画でもご覧ください

スメ使用料

管理人はいません。「スメ」使用料は300円です。

「スメ」の由来

鰻温泉には高温の水蒸気が噴出する場所があり、その火山性水蒸気を利用して蒸し料理を作ります。蒸し器は「スメ」と呼ばれています。それゆえに、「スメ料理」と呼ばれて親しまれているのですよ。

スメ料理の材料

スメ料理の材料ですが、現地で入手した野菜などをテーブルの上で切り分けます。卵も大丈夫です。

注意事項

肉、魚は調理できません。

スメで調理して実食!

季節の野菜や卵をカマドに入れ、15分ほど蒸します。

蒸しあがった野菜は色鮮やかですね。水蒸気のおかげで野菜の甘みがぎゅっと凝縮されていて、美味しいです!

卵もいい感じで「ゆで卵」になっています!黄身がトロッとして最高に美味しかったです。

煮る、茹でるという方法では、水分に食材の旨味が溶け出してしまいますね。しかし、蒸す調理では旨味や栄養素を食材にとどめられます。それで、食材を甘く感じたり、おいしく感じたりするのですね。これは、野菜の持つ酵素の働きで甘みや旨みが増加しているのですね。野菜を蒸すことにはたくさんのメリットがあると学びました。

地熱のエネルギーってすごいですね!

鰻温泉の行き方

  • JR指宿枕崎線の山川駅から車で8分
  • JR指宿枕崎線の指宿駅より車で約14分。

\今回はこのカメラで主に撮影しました|驚きのスグレモノです!/

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