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「かすたどん 」おしゃれな鹿児島の「銘菓」は子供からお年寄りまで好かれている

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2021年夏、鹿児島に行きました。いつもは、お土産に「かるかん」を買っているのですが、今回何か違うものはないか、と思い探しました。鹿児島在住の従兄弟に聞くと、「かすたどん!」という答えが即座に返ってきました。

そんなに美味しいのか?

とにかく「かすたどん」を売っているお店に行ってみることに、、、、。


今回買った「かすたどん」

薩摩蒸気屋

かすたどん 」は薩摩蒸気屋というお店で作っているということです。調べると、1988年(昭和63年)6月16日に設立の会社です。6月16日? 6が続きますね。

これは何かあるな?と思い、調べてみました。

6月16日は

「和菓子」の日でした!薩摩蒸気屋、ただものでない感が出てますね。

平安中期の承和年間、国内に疫病が蔓延した。仁明天皇は年号を嘉祥と改め、その元年(848年)の6月16日に、16個の菓子を神前に供えて、疾病よけと健康招福を祈ったとされる。

これを起源として、6月16日に厄除け・招福を願って菓子を食う「嘉祥菓子」の習俗が、さまざまに形を変えながら、平安期から中世近世まで存続した。江戸幕府においては、6月16日を嘉祥の日とし、お目見え以上の身分のものには大広間で和菓子が与えられた

全国和菓子協会は、こうした故事にちなみ、日本の食文化を正しく後世に伝え残すために一層の努力を積み重ねることを目的として、この記念日を制定した。

直近の週末に、明治神宮菓道敬神会の主催により、明治神宮で無料の和菓子配布イベントが行なわれている。会員の和菓子職人たちがその場で練り切りを作り、参詣客に配布する。

そうか!、嘉祥、つまり和菓子店的には大変おめでたい日に設立したということですね。

好きです!かすたどん

鹿児島県民にはこのフレーズ、「すきです!かすたどん」のCMがお馴染みです。

この剣道着姿の少女、小学生時代の浜崎あゆみなんだそうです。なんで剣道なのか、分かりませんが、薩摩の武のイメージを前面に出そうと思ったのかも。

谷山停留所

薩摩蒸気屋谷山店は、路面電車の停留所のすぐ近くにあるということ。地元住民には「谷山電停」と呼ばれています。

この駅は路面電車のターミナル駅でもあります。つまり終点。

谷山は僕の故郷です。旧谷山市は1867年に鹿児島市と合併しました。谷山は住宅地開発によりベッドタウン化が進展していて、僕が住んでいたありし日の姿はほとんど残っていません。渓流や紅葉の美しい慈眼寺(じげんじ)公園や、自然の地形を生かした鹿児島市立平川動物公園があるところです。

高校時代にはこの路面電車、鹿児島市電谷山線で学校に通っていて、ここは僕にとってはとても懐かしいところなんですよ。ちなみに、「日本最南端の電停」です。しかし、その当時と今とではずいぶん駅の外観は違います。なんだか、今の建物、おもちゃ屋さんみたいな感じですね。

昔は、、、80年代初頭

「かるかん」の宣伝も見えますね。1980年に始まった鹿児島市南部最大の祭り「谷山ふるさと祭り」の旗も見えます。大きな看板に「お中元は山形屋」とありますが、これは「やまかたや」と読みます。鹿児島市でデパートと言ったら、、、「やまかたや」です。老舗です。

路面電車のボディーに書いてある桜島フェリー、今でも健在ですね。今や見られなくなった公衆電話ボックスもあります。

薩摩蒸気屋谷山店

薩摩蒸気屋谷山店は、電停のすぐ隣にありました。さすが和菓子屋、和風の門構えですね。写真で見ると、この左側すぐ隣に谷山電停があります。ここでは、高校生などが帰りにちょっとお菓子を買って帰る、という光景も見られそうですね。

谷山店の情報

平成26年11月にリニューアルいたしました。
谷山電停の隣にあり、かすたどん、かるかん、四季折々の季節の和菓子、焼菓子やケーキ、駄菓子、実演にて焼きたての焼きどうなつの販売をいたしております。
当店の周辺には自然がいっぱいの慈眼寺公園や鹿児島の遺跡や遺物を展示した、ふるさと考古歴史館もあります。
ぜひ一度ご来店ください。

それでは中に入ってみましょう。

店内はモダンできれい

木を多用しているデザインで、とても落ち着きのある店内だと感じました。天井の木の組み合わせの中の照明がとても印象的です。

設計は株式会社福満(ふくみつ)設計。大隅半島・鹿屋市を拠点に、様々な建築物に取り組んでいる会社のようです。

商品ケースの反対側から見た写真ですね。建築途中の写真がありました。木材を多用してる様子が分かります。だから、全体にとても柔らかい印象を持つのですね。

店内に入ると、一番の商品の「かすたどん 」が目立ちます。

店員さんはみな明るい!

店員さんにさっそく伝えました。

「ブログにアップしたいので、店内の写真を撮ってもいいですか?お客さんの顔はうつらないようにします。きました!って感じの写真を撮りたいんです」。

すると、気持ちよくOKの返事が来ました。

しかし、その後で「私と一緒に撮らなくてもいいんですか!?」などと一人の方に言われて、店内爆笑。「さすが鹿児島人、明るいなあ〜」と感じた次第です。

店内には和菓子がいっぱい

手前の「かからん団子5個入り」、は人気商品なのでしょうか、売り切れですね。

鹿児島の郷土菓子。棘のあるサルトリイバラの茎を触らないようにと言う「かからん(鹿児島弁で”触らない”)」から葉を「かからん葉」と言い、「かからん団子」となったと言われています。かからん葉には殺菌作用があるので、団子も傷みにくいそうです。もう一つ、「かからん」は「病気にかからん(かからない)」という言葉にもかけられているようです。

うちごはんHPより

さすが鹿児島、芋関係は多い

芋関係の和菓子、多いですね。

「芋しゃり羊羹」というのは、普通の羊羹より少し硬めのサクッとした羊羮だそうです。(僕は食べたこと、ありません)

和菓子って並んでいるとカラフルできれいですね

手前に「たんかんゼリー」が見えますね。さすが、南国。

ドーナツも店内実演販売中

できたてのドーナツを食べられるわけですね。

「どうなつ」とひらがなで書いてあるのに、また味がありますね。絵も描いてありますし、子供にも「あ!どうなつ!だ!」ってわかりますね。

この写真をよ〜くご覧ください。豪雨の日だったのです。雷も大きく鳴っていました。黙々と「どうなつ」を作る職人さん、ご苦労様です。

店員さんはキビキビとしている

広い店内ですが、店員さんはキビキビと働いています。その間に、お菓子を見ているお客さんにも頻繁に声かけしたり、気遣いも感じられます。

この写真は状況を説明するには物足りないのですが、写真として好きなので貼り付けておきます。

妻が何か注文を間違えたみたいです。再度説明しています。少々面倒な注文にも拘らず、店員さんは嫌な感じ一つなく、とても丁寧に聞いてくださいました。

写真には撮ることができなかったのですが、お店にはテーブル席も設けてあります。

テーブル席で、地方発送の手続きなど店員さんに聞いてもらえます。また、お年寄りなど座ってゆっくり和菓子を注文できるように、という気配りも効いています。

かすたどん

メインのお菓子、「かすたどん」は店内にたくさんあります。

おしゃれな銘菓
かすたどん
鹿児島県産の卵をたっぷり使ったカスタードクリームを ふんわりスポンジで包み可愛く仕上げました/とろりとしたカスタードクリームのソフトな風味が特徴の蒸し菓子です/お子様からお年寄りまで喜ばれる味がほのぼのと口に広がります

薩摩蒸気屋公式HPより

カスタードクリームがポイントなんですね!

何故に「どん」?

「実は、昭和の終わり頃は、かるかんの売れ行きがひどく落ち込んだんです。洋菓子の方が売れるようになったこともあってね。県内でも廃業する菓子屋もでてきた。なんとしても、かるかんをしのぐ新しい銘菓をつくりたかった。子どもから、歯のないお年寄りまで食べられるお菓子をね。どうせつくるなら〝殿様〟をつくろう。それで『どん』とつけたんです。『どん』は、いちばん尊敬され親しまれるものにつけますからね」

山口社長のインタビューより

鹿児島では「かるかん」は不動の地位を確立しています。それだから、売れ行きが落ち込むなんて想像できませんでした。

鹿児島弁では、「殿」の変形して「どん」となります。 武士同士が呼びある時に使われました。農民には使っていません。相手に対する敬称であって、もちろん自分には使いませんよ。「おいどんは〜薩摩の〜」なんて言うことはないんです。よくドラマでそういうセリフありますけど、マチガイ。「オレ様は」って言ってるのと同じです。

かるかんの技術を生かし、同じ製造方法でもっと今風のものを作ろうということでできた商品がかすたどんです。

かすたどんは昭和63年の創業当時からあり、発売した当時から人気のある商品です。鹿児島はかるかん饅頭が有名。だけどかるかんはどこのメーカーでも作れる郷土銘菓なんです。だから、かるかんの技術を生かし、同じ製造方法でもっと今風のものを作ろうということでできた商品がかすたどんです。

全国的にカスタードを使った似たようなお菓子がたくさんあると思うんですが、ほとんどの商品は生地が一回焼いたものを蒸すという「焼き蒸し」なんです。それに対してうちのかすたどんは蒸しただけ。だから他のカスタードのお菓子と違って水分量が多くなっています。賞味期限は短いというデメリットもありますが、だからこそ新鮮なものを新鮮なうちに食べて欲しい。

そして、蒸しただけのしっとり感を感じていただきたい、という思いがあります。卵もできるだけ地元のものを使い、こだわっています。

薩摩蒸氣屋中央駅前店の小林さん談

「蒸しただけ」というのが製造の特徴なんですね。

「かすたどん」基本情報

商品名:「かすたどん 」

名称:和菓子

栄養成分(1個当たり)

  • エネルギー:144kcal
  • たんぱく質:2.7g
  • 脂質:5.2g
  • 炭水化物:21.4g
  • 食塩相当量:0.01g

原材料名

  • 卵(鹿児島産)
  • 砂糖
  • 水飴
  • 小麦粉
  • 植物油脂
  • 麦芽糖
  • 脱脂粉乳
  • 澱粉(でんぷん)
  • 乳蜜白(ミルクプロテインのことですね)
  • 食塩
  • トレハロース
  • 加工澱粉
  • グリシン
  • 乳化剤(大豆由来)
  • 膨張剤
  • 増粘多糖類
  • 香料
  • 酸味料
  • 着色料(V.B2.カロチン)

袋は

PE:ポリエチレン PET:ポリエチレンテレフタレート(衣料などに使われる樹脂)

内装:PP ポリプロピレン(食品関係では、食品用ラップフィルムやお弁当箱やコーヒーの蓋、ボトルキャップ、飲料容器、ポテトチップス袋の1部層やコンビニ食品容器、洗剤容器 などに使われます)

実食!

今回、購入した「かすたどん 」/器はちょっとしか写っていませんが、京漆匠「象彦」

感想

とにかく外は「ふんわり」しています。蒸しただけという製法、うなずけます。

一口食べると、甘い優しい香りが口の中に広がります。

さらに食べると、中にカスタードクリームのとろけるような、また違う食感が詰まっています。「ふんわりした」と「トロッとした」という二つの食感が味わえるんですね。

今回のこの「かすたどん」は、ブラックコーヒーと一緒に食べました。和菓子という位置づけですが、カスタードという食材に洋風な面もあり、緑茶でもコーヒーでもあうと思います。


僕も「好きです!かすたどん 」。コーヒーにとてもあいました。また買います。

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