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3月4日いよいよ手術
今日は生まれて初めての手術です。
朝食は、、、、
ナシです。経口補水液を飲みました。前日の夕食後、食べ物も水もなしで、この経口補水液を2本、正午まで飲み切らないといけません。
上の写真の真ん中のもの、500ccのペットボトルです。
そんな急に言われても、、、
私の手術は今日の最後、午後6時くらいと言われていたので病室でのんびりしていました。しかし、急に予定が変わり昼過ぎの手術になったということを看護師さんに告げられたのです。
「今から15分で用意してください!」
「え〜そんなに急に言われても、、、、」
心の準備ができていません。慌てて夫にメッセージを送りました。「すぐ行くよ!」と返事がありましたが、うちから病院までは急いでも車で30分かかります。
怖いなぁ、全身麻酔のまま起きれなかったらどうしよう、、、。
家をちゃんと片付けてくればよかった、、、。
手首の骨折手術で死ぬ人なんていないだろうけど、でもたまにはそんな人もいるかも、、、。などなどいらない心配が頭をよぎります。
いよいよ、呼び出しがかかりました。
病室にあるベッドに寝たままでいいと言われ、手術室にベッドごと運ばれていきます。
「うわー、なんかテレビドラマみたい」。
手術室に入ると、担当医の先生、麻酔科の先生、看護師さんたち、たくさんの方がずらっと待機していてびっくりしました。
私1人の、しかも、たかが手首の骨折の手術で、こんなにたくさんの方のお世話になるんだ。
想像していた情景と随分ちがいます。
「怖いよー」。
でも、逃げ出すわけにもいきません。
そして、、、、、そこから先はもう記憶がありません。
手術後、別の部屋に
気がつけば違う部屋に運ばれていました。
この部屋に待機して、麻酔が切れて状態が安定しているのを確認して、自分の病室に戻されるのです。
麻酔が切れてちょっとぼーっとしていますが、周囲を認識できるようになりました。
そしてまたベッドごとエレベーターに乗せられて、私の病室のある6階でおります。
6階に運ばれると、そこに夫が待っていてくれました。夫を笑わそうと何か面白いことを言おうと思いましたが、ボーッとしてネタが出てきません。夫も記念の写真を撮ろうと思っていたそうですが、そんな雰囲気ではなく撮り損ねたようです。
変な人たちですね。
コロナ感染対策で、夫は病室に入れないので、ここでお別れです。
その頃夫は
夫が明石医療センターに到着した頃にはすでに私の手術は始まっていたとのことです。
手術後、私がベッドに寝たまま運ばれていく時に軽く声を掛け合いました。その後、夫は主治医の先生が説明をくださるというので、待合室で待っていました。主治医の先生は淡々と「手術は成功しました。これから痛みが出るかもしれませんが、うまく薬で対処できるといいと思います」と、言われたそうです。
そして、レントゲンの写真を見せられ説明されたそうです。
「腕を開いて、金属のプレートで固定してあります」。
これです!
ちょっとショッキングですね。(手術後の右手のレントゲン写真です)
自分の病室に戻りました。
ベッドの周りには点滴のためのものなど色んな機材が置かれていて、そこから私の身体にそれぞれ線で繋がれているので身動きができません。そして全身麻酔はすっかり切れていますが、右の鎖骨の辺りから指先までは別の麻酔がまだ効いているので、全く感覚がないのです。
自分の腕ではないみたい。
ベッドを起こす事もできますが、何だか気力が無くてそのままボーッと横になっています。昨日まではあんなに元気だったのに、、、。
骨折って大変だなぁ、これからは気をつけよう。
特にすることがないので、ポッドキャストを聴いたり、ニュースを聴いたりして過ごします。
時間が経つにつれて傷口に痛みが出てきました。
「来た〜!これだ!」
少しずつ痛みは強くなって来ます。先生から痛み止めが出されています。言われたことを思い出しました。
「痛みが出始めたら、我慢せずに痛み止めを飲んでください。ギリギリまで我慢してから飲んでもなかなか効きませんよ」。
そうなんだ、痛み止めはギリギリまで飲まない方がいい、と思ってた。処方された痛み止めをすぐに飲みました。
傷口は5センチ程度です。しかし、その傷口をパックリ開けて、骨に金具を取り付けて、また傷口を閉じて更に縫ったのですから、それは痛いですよね。薬を飲んでからしばらくすると痛みがおさまってきました。
「でもこれって6時間あけないと次の薬飲んじゃいけないと、先生に聞いていたなぁ。6時間持つかな?」
薬で全く痛みが無くなる訳ではなく、まあ我慢は出来るけど痛いことは痛い。
1番嫌なのはあっちこっちに管が繋がっていて動けない事。
もう2度と骨折なんて、するもんじゃないな。