旅行中は普段よりも食べ物に気をつける必要があります。なぜなら、汚染された食べ物や飲み物は、下痢やその他の病気を引き起こす可能性があり、旅行が中断される可能性があるからです。
僕も僕の妻も若い頃から様々な国を旅行しています。そこで様々な経験をしました（40カ国以上で）。体調が悪くなったこともあります。
その経験と最も信頼できるアメリカ公衆衛生局やWHOなどを参考に、旅行中の飲食について書きたいと思います。旅行する方の参考になったら嬉しいと思います。旅行中に病気になる可能性を減らすために、より安全な飲食習慣を学ぶことはとても大事です！
Contents
手洗い／これは基本中の基本！
食事の前や食べ物の準備の前には、必ず石鹸と水で手を洗いましょう。石鹸と水がすぐに入手できない場合は、少なくとも 60% のアルコールを含む手先消毒剤を使うことも考えられますね。
旅行中の食事に関する考慮事項
ぬるい食べ物は避ける
冷たい食べ物は冷たく、温かい食べ物は温かく提供する必要があります。ビュッフェまたはサラダバーから食べ物を選ぶ場合は、温かい食べ物は湯気が立っていて、冷たい食べ物は冷えていることを確認しましょう。
食中毒を引き起こす細菌は、食品が４度から 60度の危険領域にあると急速に増殖します。
食中毒菌は37℃前後でもっとも活発で、一方で65℃以上になると菌はほぼ死滅し、10℃以下では増殖が鈍ると言われています。
乾燥食品または包装された食品は安全
ほとんどの細菌は増殖するために湿った環境を必要とするため、ポテトチップスなどの乾燥食品は通常安全です。
ドライフルーツ。レーズン、ドライクランベリー、フリーズドライのマンゴーなど、好みのドライフルーツを詰めれば、旅行中にさっと食べることができますね。
ナッツ類と種子類。ヘルシーな脂肪とタンパク源であるナッツや種子類も、外出先でヘルシーな食事をするのに便利で、簡単に持ち運べるスナックです。ナッツや種子をドライフルーツと組み合わせてトレイルミックスにし、保存しやすいように小さな再封可能な袋に入れましょう。
僕はミックスナッツの袋をよく機内に持ち込んで食べています。そして、旅の間もミックスナッツは欠かせません。
プロテインバーやエナジーバー。エネルギーバーは、ハンドバッグや機内持ち込み手荷物、旅行用必需品バッグなど、小腹が空いたときに取り出しやすい入れ物に入れることができます。しかし、糖分の少ないものを選びましょう。
缶詰
さらに、ツナ缶や包装されたクラッカーなど、工場で密封された容器に入った食品は、他人が開封したり扱ったりしなければ、通常は安全です。
僕は外国でアパートに泊まるときには、缶詰をよく買います。外国の缶詰って味が独特のことがあり、興味深いですね。
乳児用粉ミルク
乳児用粉ミルクを調製する場合は、リンク先ママレポのサイトが参考になります。
生の食べ物について
生の食べ物を食べるのは避けてください。
生の野菜、果物
果物や野菜は、自分で皮をむくか、ボトル入りの水や消毒した水で洗うことができれば、より安全に食べることができます。
- カットされた果物や野菜は避けてください。準備中に汚染された可能性があります。
- たとえ細かく切ったり、千切りにしたりしても、新鮮なサラダは食べないでください。きれいな水でも洗い流すことができない人間や動物の排泄物で汚染されている可能性があります。
- 生の果物や野菜から作られたフレッシュサルサ、調味料、その他のソースは避けてください。
- 柑橘類の果汁、酢、または他の酸性の液体（セビチェなど）で「調理した」ものも含め、生の肉や魚介類を食べることは避けてください。
- 生で食べる場合は、トマトを含むすべての果物と野菜の皮をむきます。剥けないタイプは避ける！
果物の中でも要注意！
ベリー類、特にラズベリーは避けてください。洗うのが難しいからです。シクロスポラ（サイクロスポ－ラ）感染の原因になります。
シクロスポラ（サイクロスポ－ラ）は、アピコンプレックス門の単細胞真核生物です。
原虫と呼ばれる寄生虫の一種です。糞に虫体を排泄し、汚染された野菜などを食べることにより、感染を繰り返します。
生肉
これはいうまでもなく避けてください。鳥刺しにおいての南九州のように特殊な場所、つまり厳しい管理を行なっているところは世界にほとんどありません。
魚介類
魚介類はたとえよく調理されていても危険であるということを覚えておいてください。
僕はインドネシアの浜辺のレストランで焼き魚を食べましたが、、、、お腹を壊しました。魚はよく焼いていても、皿をきちんと洗っていない可能性もあるな、と感じました。ヴェネチアのアパートで自分でムール貝を料理したのですが、日本の感覚で茹でました。それが調理時間が足りなかったようで、これも気分が悪くなりました。もっと熱を加えるべきだっと反省しました。
屋台の食べ物
屋台の食べ物を食べるのは避けてください。屋台の食べ物を食べる場合は、他の食べ物と同じ食品安全規則に従ってください。たとえば、生の野菜を避け、熱々に調理された食べ物を食べます。
私たちは台湾の屋台では食べました。最近の台湾の衛生状態は以前より良くなったということだし、お店を慎重に選びました。しかし、タイやインドネシアでは衛生上の問題を考え、屋台では食べません。
ブッシュミート
ブッシュミートは食べないでください。これは危険です！
インドネシアのコウモリ料理の準備
ブッシュミートとは地元の野生の狩猟肉を指します。通常はコウモリ、サル、げっ歯類など、日常食べられない動物を指します。ブッシュミートは、エボラ出血熱などの病気の動物から人間への感染源となる可能性があります。オセアニアに行った時に、コウモリのスープなどありましたが、僕は食べませんでした。
旅行中の飲み物に関する注意事項
水道水に関する注意
水道水やボトル入りの水は、たとえ水が無色透明に見えても、適切な条件下で製造されていなければ安全ではない可能性があります。
水道水が汚染されている可能性がある国では、水道水を飲まないでください。シャワーを浴びるときは水を飲み込まないように注意してください。ボトル入りの水または消毒した水で歯を磨きます。
細菌、ウイルス、寄生虫で汚染された水であってもきれいに見えることがあるということを忘れないでください。
80年代、スペインにバックパックの旅行をしました。暑い夏の旅行でした。風車で有名な「カンポ・デ・クリプターナ」で、日本人女性２人が体調を崩し、倒れていました。聞くと「噴水の水を飲んだ」ということで、あまりに無防備でおどろいてしまいました。
氷に関する注意
飲み物に気を配っている人は多いですが、氷は盲点になります！
きれいな水へのアクセスが限られている目的地や、水道水で作られている可能性が高い飲料水の汚染が懸念される場所では、氷を使用しないでください。
台湾旅行では外気が熱いのでよく外でお茶を買いました。その際には「氷は入れないでください！」といつも確認しました。
ボトルまたは缶入りの飲み物
未開封で工場で密封されたボトルまたは缶の飲み物は、水道水よりも安全です。ただし、一部の国では販売業者がボトル入りの水を未処理の水に置き換える場合があるため、注意してください。場合によっては、工場出荷時のシールを模倣するために接着剤を使用し貼り付けることもできます。
炭酸入りのもの
ソーダや炭酸水などのボトルや缶に入った炭酸飲料は、泡がボトルが工場で密封され、改ざんされていないことを示すため、通常は安全です。氷の入った飲み物は避けてください。
温かい飲み物
熱いコーヒーや紅茶は、熱々の状態で提供される場合は安全です。
冷ましてから飲んでも大丈夫です。温かいまたは室温で提供されるコーヒーやお茶は飲まないでください。クリームやレモンなど、汚染の可能性のあるものを温かい飲み物に加えないように注意してください。砂糖は乾燥食品なので通常は食べても大丈夫です。
僕の妻はコーヒーによくクリームやミルクを入れるので、ちょっと心配しています。
牛乳
密封されたボトルに入った低温殺菌牛乳は通常、安全に飲めます。
室温に放置されていたピッチャーなどの開いた容器に保存された牛乳を飲まないでください。これにはコーヒーや紅茶用のクリームも含まれます。殺菌されていない食品はすべての旅行者にリスクをもたらします。妊婦や免疫力が低下している人にとっては、殺菌されていない牛乳、チーズ、ヨーグルトを避けることが特に重要です。
私たちはジョージアの民宿で宿に併設されている牛舎からその日に搾った牛乳を飲みましたが、ちゃんと沸騰して殺菌されているのを確認して飲みました。牛乳の沸点は水と同じ100度です。しかし、標高2000メーターくらいの村だったので、沸点が93度くらい。よく沸騰させてもらいました。
アルコール
ほとんどの酒類に含まれるアルコールは、アルコール中に存在する可能性のある細菌を殺します。フルーツジュースなどのミキサーを選択するときは、どの種類の食べ物や飲み物に細菌が含まれる可能性が最も低いかに関する推奨事項に従ってください。氷の入った飲み物は避けてください。
1620年、イギリスから新大陸に向かった移住船「メイフラワー号」の乗客たちは、１日もかかさず酒を飲んでいました。これは、イギリスの井戸水が危ないと感じ、お酒だったら安全と思っていた習慣的思考からです。
ファウンテンドリンク
「fountain drink(s)」というのはファミレスのドリンクバーや海外のコンビニにある清涼飲料水を供給するための装置、いわゆる「ソーダ・ファウンテン」からの飲料です。
外国で、レストランなどの「ソーダ・ファウンテン」から出るソーダは、水を炭酸化し、フレーバーシロップと混ぜることによって作られることが多いです。飲み放題のところが多いですね。
水はレストランの蛇口から出ている可能性が高いため、「ソーダ・ファウンテン」からのものは飲まないでください。
絞りたてジュース
フルーツジュースや、他人が作った絞りたてジュースを使った飲食物は避けてください。果物をボトル入りの水または処理水で洗ったり皮をむいて自分でジュースを絞った場合は、フルーツジュースを飲んだり、アイスキャンディーやその他のおやつを食べたりしても問題ありません。
私たちはトルコでザクロジュースを飲みました。これは、何度もトルコに旅行して、現地のザクロジュースが安全であることを確認したからできました。知らない国では生のジュースは避けています。
飲める飲料まとめ
- 沸騰したお湯を使用した場合は、熱いお茶とコーヒー
- ビール、ワイン、その他のアルコール飲料
- 密封された缶や瓶の炭酸飲料
- 低温殺菌ジュース
水道水を飲める国リスト これは大事だ！
アジア圏
- 日本だけ！
ヨーロッパ圏
- オーストリア
- アイスランド
- アイルランド
- スロベニア
- デンマーク
- ドイツ
- フィンランド
- ノルウェー
ドイツではたまに水道水を飲みますが、僕は全く問題ありませんでした。
アフリカ圏
- 南アフリカ共和国
都市特定
- オーストラリアのシドニー
- スウェーデンのストックホルム
上記以外の国に行く場合には飲み水に注意して、常にお水の確保を心がけるようにしましょう。
キッチンのある場所に滞在する
キッチンがあれば自分で料理を作ることができ、何をどれだけ食べるかを自分で決めることができます。これにより、レストランでの食事やテイクアウトでよくある余分なカロリーを避けることもできますね。
旅行サイトなどでは、アパートでキッチン付きの部屋を私たちはよく借りていますよ。地元の食材を料理して食べるのが旅の一つの楽しみです。自分達の部屋という感じで、長期滞在でも快適です。
