今回作った「ホタルイカとワケギの酢味噌和え」 器は作者不明/徳利とお猪口は東洋佐々木ガラス製
玉味噌を使った美味しい酢味噌和えをご紹介します。
酢味噌和えは、ぬた和えともいい、沼田和えと書きます。
沼田和えの由来は酢味噌が沼の様にぬかるんだ田んぼに見えるからという説があるのですよ。
玉味噌を使って作りますので、先ずは玉味噌を作っておいて下さいね。
酢味噌和えは色んな材料で作ることが出来ますが、今回はホタルイカとワケギを使います。
もうすぐ3月です。
ちょうど今ホタルイカが出始めた季節ですし、ワケギも今から旬ですのでちょうど良い出会いものですね。出会いものは、旬を同じくした海の幸と山の幸がともに美味しくいただける組み合わせのことです。
ワケギは青ネギと玉ねぎの間のような野菜です。
根っこの所がぷっくりしていて、白い部分が長いので、青ネギと比べてみるとよく分かります。
辛味が少なく甘いネギなので、ぬた和えにぴったりですね。
ワケギが無ければちょっと味は違いますが青ネギでも大丈夫です。
Contents
なんでうまくいかないの!?
なんだかワケギが水っぽい
ワケギを茹でたあと必ず塩で下味をつけてください。
和える前に余分な水分を絞っておくことも大切です。
和え物のいちばん大事なポイントは、美味しい物と美味しい物を合わせることです。
例えば今回のぬた和えでしたら、ホタルイカはそのまま食べても美味しい。ワケギもそのまま食べても美味しい。辛子酢味噌もそのまま舐めても美味しい。この美味しい物同志を合わせるということが大切なのです。
よくある失敗は、茹でただけで下味をつけていない材料を和えてしまう事です。表面はしょっぱいけど噛んだら中から水が出てきて水っぽいという悲しい結果になってしまいます。
材料
ワケギ:80g
塩:少々
茹でホタルイカ:60g
辛子酢味噌
玉味噌:40g
練りからし:4g
酢:10cc
柚子:適量
準備
ワケギ
根っこを落として太い方から熱湯に入れて茹でる
全体がクタッと柔らかくなったらザルの上に引き上げる
塩少々をかけて馴染ませておく
ホタルイカ(面倒だったら省略してください)
目を取り除く
クチバシを取る
背骨を抜く
辛子酢味噌
玉味噌と辛子を合わせ、酢を少しずつ加えて混ぜる
柚子
皮を薄く剥いて白い所をぞぎおとし千切りにする
作り方
ワケギの水分を絞る(葉先を摘んでおくと弾けて水分が飛び散るのを防げます)
3センチ長さに切る
そのまま器に盛り付けて辛子酢味噌を鞍がけ(とろりとしたものを、馬の鞍のような形にかけること)してみました
ワケギとホタルイカを合わせ、辛子酢味噌で和えてから盛り付けて柚子をのせてもいいですね
アドバイス
玉味噌を使ったお料理は本当に美味しいですね。
手間をかけた甲斐があります。
和える具材は季節のものを何でも合わせてみて下さいね。
イカ、タコ、貝類、ササミなど色々試して楽しんで頂けると嬉しいです。
お好みで芥子を抜いても良いですし、酸味をもう少し効かせても良いと思います。
\東洋佐々木ガラス・冷酒にぴったりですね/