ギリシャの「行った!見た!食べた!」(2011)の総集編です。
限られてはいますが、私たちがギリシャで食べたものをご紹介したいと思います。
以前使っていてギリシャに持っていった PENTAX istDs が現在使っている機種PENTAXkp に対して暗さに弱く、おまけにギリシャの室内が(特に夜)すごく暗かったので夜の室内など撮影難しかったです。
味は直接お伝えできませんが、ご想像ください!
Contents
まずはサラダ
サラダと言えば「ギリシャ・サラダ」。
「ギリシャ・サラダ」はどこのタヴェルナ(大衆食堂)に行っても「あります!」。そこが嬉しいところ。
特徴はフェタチーズを使っていることです。このホロホロとした食感と味わいがいいのですね。このチーズは塩分強めです。こういう風に、豪快に大切りにして置いてあるのがいいですね。
フェタチーズは羊や山羊(やぎ)のチーズと聞いて「臭みがありそうだな」と思いますよね。ところが、そんなにクセもなく、さっぱりしています。
ちなみに、このフェタチーズ、日本で買ったら、質にもよりますが、400gで1500円から2500円くらいはします。高い!
現地でこのサラダは6ユーロ(700円)もあったら食べれるでしょう。
ギリシャ以外ではこのサラダを「ギリシャ・サラダ」と呼びますが、現地では「ホリアティキ・サラダ」と呼びます。その意味は、「小作人のサラダ」、「または村のサラダ」というものです。つまり、材料すべて、豊富にあり過ぎて「タダ同然!」と言えるほど安い食品ばかりだからだそうです。高いレストランのメニューにはないところが多いとか。
「ギリシャ・サラダ」だけはぜひ食べなきゃ!と意気込んでいた私たちのイメージと違いました。
ギリシャ・サラダの主な材料
- フェタチーズ
- 紫たまねぎ
- きゅうり
- グリーン・ペッパー(ピーマン)
- トマト
- オリーブ(の実)
- ケッパー(地中海沿岸原産の木の花のつぼみを酢漬けにしたもの)
味付け
- オリーブオイル(必需品!)
- 塩
- コショウ
- オレガノ
- 酢
私たちが見よう見まねで作った「ギリシャ・サラダ」
どうでしょうか。う〜ん、室内が本当に暗くてこんな感じにしか写せませんでした。
フリット
フリットはイタリア語で「揚げる」という意味の言葉です。フリットの一番の特徴は衣で、小麦粉や卵黄、牛乳のほかにメレンゲを使います。衣にメレンゲを使っているので、表面はカリっとした食感に、内側はフワッとした食感に仕上がります。メレンゲを使っていなくても、ベーキングパウダーや炭酸水などを使い衣をふんわり仕上げた揚げ物をフリットと呼ぶことも増えているようです。
イワシのフリット
ギリシャのイワシはその他の地で食べたものに比べて味がしっかりしていると思いました。地中海の気候とイワシの餌となるプランクトンがいいのでしょうか。カリッとあげた食感にイワシ本来のおいしさを香ばしく感じましたよ。そして、潮風がとても心地いい海沿いのレストラン、最高の空間でした。
このフリットには面白いストーリがあります。リンク先をご覧ください。
カラマリ
カラマリは日本語でいうと「イカ」のことです。
「カラマリ」は、ギリシャに行けば、どのタヴェルナ(ギリシャの大衆レストラン)でも絶対に!置いてある、ギリシャの国民食ともいえるものなんですよ。
レモン汁をかけて食べます。ギリシャにはレモンはふんだんにありました。
ドルマディス
「ドルマディス」は簡単にいうと、キャベツロールのキャベツに代わりブドウの葉で包んだものです。これは、ルーマニアにも似たような料理があります。ルーマニアではキャベツの葉で包み、サルマーレという名前です。たまに、ブドウの葉で包んだものも見られます。セルビアにもあるようで、これは、バルカン半島に共通する定番料理ですね。
私たちが食べたものは、ブドウの葉で挽肉を包んでありました。写真はお惣菜屋さんで買ってきた「ドルマディス」に自分たちでアレンジし盛り付けたものです。塩漬けしたブドウの葉を使ってありました。ブドウの葉を酸っぱく漬けてあり、中の挽肉との相性がとてもいいと感じました。
トマト、キュウリを加えて、オリーブオイルをかけてみました。
ケフテデス
ギリシャ風ミートボール「ケフテデス」です。
スパイシーでクミンの香りが効いています。その香りがビールによくあうんですよ。僕はこの「ケフテデス」はとても好きです。
これは「ケフテデス」の上にトマトソースをかけたもの。お米の上にのせられていて、一緒に食べると美味しさ倍増です。トマトのほのかな酸味、そしてその上のスパイシーなミートボールがお互いの味を引き立てます。
トマトソースのものも美味しそうですね。
フレンチフライを豪快に「ケフテデス」にのせています。見た目が違うとまた味わいが違いますね。大粒のお塩が男性的に効いて美味しかったです。これは、比較的カジュアルな店で食べたのを覚えています。
「ケフテデス」はどこで食べてもハズレなし、でした。
ゲミスタ
「ゲミスタ」は、トマトやグリーン・ペッパーの中をくり抜いて、お米、野菜、ハーブをつめて焼いたものです。日本では肉を詰めたりしますね。
トマトソースが全体の味を引き立てています。グリーンペッパーを口の中に入れた時のジューシーな食感もいいですよ。
ムサカ
「ムサカ」は、ギリシャの代表的な料理。薄切りにしたジャガイモとなすの上にミートソースとホワイトソースなどをかけて、オーブンで焼いたものです。「ムサカ」といっても地方によって様々に違いがあるそうです。
これは三角形に切ってありますね。
結構手間がかかっている料理みたいです。素材の味が上手にミックスされていて新鮮な感覚でした。
お惣菜屋さんでも「ムサカ」はありました。買ってきてアパートで食べましたよ。
ラムのグリル
ギリシャのレストランでは、よくラムのグリルが見られます。私たちの食べたギリシャのラムはクセがなく嫌な匂いもまったくなかったです。柔らかい肉で噛むほどに広がる旨味を楽しみました。
ラムの上にトマトソースがかかっています。ギリシャのトマトソースは味が深く、太陽の恵みを感じました。
魚介のグリル(焼いたもの)
このようにシンプルに焼いたものは、特に素材の良さが大事ですね。さすが海洋国ギリシャですね。香ばしく焼いた魚、大好きです。ヨーロッパでは、魚介類は価格の高い料理です。肉料理は比較的安いです。
タコのグリル
日本ではこれだけではシンプルすぎるかもしれませんね。これでも高い値段の料理なんですよ。レモンをかけて食べると、途端に地中海風に変身しますね。
ギリシャ風シチュー「スティファド」
肉は「ウサギ」が「牛」を使います。今回は牛のシチュー。ちょっとスパイシーに仕上げてありました。チリペッパーでしょうか。ピリ辛が効いていました。
レストラン内で撮ったので、ひじょ〜に暗いのが悪条件でした。レンズのF値を開放にしてもなかなか難しかったです。
ギロ
「ギロ」は、トルコ経由で入ってきた中東料理の影響が大きい食べ物です。ケバブ(牛、豚、鶏などの肉)を厚めに焼いたパンで巻き、ヨーグルトのソースをかけています。
玉ねぎのスライスを乗せていることも多かったです。ケバブのスパイシーさとヨーグルトの酸味の組み合わせ、食べた時の香りが中東も含め、バルカン半島から東独特のものです。そして厚めのパンでしっかりケバブを包んであり、手で持って食べるのに最適です。おやつ感覚で食べれますね。
ヨーグルトのソースをもう少し多くかけてもらったらよかった!
ピキリア(メゼの盛り合わせ)
ギリシャではおつまみのことを「メゼ」と言います。そのメゼの盛り合わせが「ピキリア」です。
エビ、カラマリ、イワシ、タコ、キュウリ、オリーブなどなど、大皿に豪華に盛り付けられています。正直、どれから食べるか迷いました。魚介にはレモンをかけます。
最後に、私たちが作ったギリシャ料理を
ギリシャではアパートを借りて泊まりました。アパートで、外で食べたギリシャ料理を作ってみました。
今回で、このギリシャの「行った!見た!食べた!」は終了です。ご覧くださりありがとうございました。次回はどの国にしましょうか。楽しみにお待ちください!