今回食べた「あまから」本店の五平餅
Contents
五平餅を食べた恵那市
恵那市はかつて中山道大井宿があったところです。
大井宿は中山道69次のうち、江戸から数えて46番目の宿場町です。かつては美濃路随一の宿場として栄え、全国でも9番目の盛況ぶりだったそうですよ。大井宿本陣(大名などの宿泊所)は1947(昭和22)年に全焼しましたが、表門・庭園は今も残っています。
マルで囲ったところが大井宿(現在恵那)
中山道は69の宿場があることから「中山道69次」と呼ばれました。善光寺参り、御嶽山のお宮参り、熱田さん参り、伊勢参りなど参拝のルートとしても栄えています。また同時に京から江戸へは、公家の姫君が将軍に降嫁するルートとしても頻繁に利用されたのですよ。華やかな都から山奥を抜けて江戸に行く道すがらには姫君の痕跡も多く、別名「姫街道」とも呼ばれています。
以前投稿した学校給食歴史館も旧中山道にあります。
「岐阜の宝もの」中山道17宿
岐阜県では、平成19年7月に「みんなでつくろう観光王国飛騨・美濃条例」を制定しました。中山道のうち17宿は126.5km が岐阜県の美濃地方を東西に横断しています。その街道観光を岐阜県の誇るべき観光資源として、平成25年2月に「岐阜の宝もの」に認定しました。
\気軽に旅することができる中山道のガイドブック/
五平餅とは
「五平餅」は愛知県・奥三河地域のほか、長野県・木曽、伊那地域、岐阜県・飛騨地域など、中部地方の山間部発祥の郷土料理で、江戸時代中期にはすでに食べられていたといわれる。木こりや狩人といった山の仕事を生業としている人々が、山仕事の安全を祈る祭りである“山の講”の前夜に、この「五平餅」をつくって食べていたという。
「五平」という名の由来や起源については諸説あり、神様へのお供物のことである“御幣”のかたちに似せてつくったという説や、山仕事をする人の携帯食から生まれたという説、さらに「五平さん」という人が昼飯を食べる際、にぎり飯に味噌を塗り、焚き火であぶって食べていたことがはじまりという説などがある。
五平餅のカタチ
一口では語り尽くせないこのユニークなスタイル。
恵那市はもちろん、東美濃一帯で愛される「郷土の味覚」 五平餅。 最近では、高速道路のサービスエリアやショッピングセンターの一角などで、みたらし団子やたこ焼きなどと肩を並べて堂々と売られています。 業者によって半加工品が卸されるようになったことや、流通経路が整備されたことが影響して、五平餅は今や全国各地に広まっています。
その大半が平べったい楕円の形をしているため、五平餅=わらじ型、と思い込んでいる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
実際には、一口に五平餅といっても、わらじ型、だんご型など様々です。大きさもいろいろ。 一体どうして、同じ食べ物でこんなに沢山のカタチが生まれてきたのでしょうね。
恵那市観光協会の情報より
五平餅のタレ
ジュワジュワ、、、鼻孔をくすぐる独特の香り
五平餅の「味の決め手」といっても過言ではない、タレ。醤油あるいは味噌をベースに、 その他の調味料や落花生などを加え、さらに、たっぷりの思い入れも摺り鉢に注ぎ込んで。 どのお店や家庭にも「秘伝のタレ自慢」があります。
しばしばですが、醤油や味噌だけでなく「たまり」を使うこともあるとか。実は、この「たまり」も、この地方独特のもの。 中部地方では一般的ですが、全国的にはほとんど造られていないそうです。
たまりは、もともとは赤味噌の製造過程において桶の底にたまった汁でした。醤油と比べてとろみがあり、じっくりと熟成されるため、濃厚なうま味が特徴です。
恵那市観光協会の情報より
五平餅の隠し味
ワケあり、意味あり、工夫あり。美味しいだけではないんです。落花生、胡桃、ゴマなど一般的な材料の他に、地域や家庭・お店によって、さらに「隠し味」が加わります。酒やみりん、砂糖などの調味料。 山椒の葉やカヤの実、ショウガ、ニンニク、などなど・・・。 また、ヘボ(地蜂の子) などの美味しく貴重なタンパク源もあります。 山岡、岩村エリアの味噌ダレにはきざみネギだけを加えることも。こうして、味も栄養面でも素晴らしい五平餅ができあがるのです。
落花生、胡桃、ゴマなど一般的な材料の他に、地域や家庭・お店によって、さらに「隠し味」が加わります。酒やみりん、砂糖などの調味料。 山椒の葉やカヤの実、ショウガ、ニンニク、などなど・・・。 また、ヘボ(地蜂の子) などの美味しく貴重なタンパク源もあります。 山岡、岩村エリアの味噌ダレにはきざみネギだけを加えることも。こうして、味も栄養面でも素晴らしい五平餅ができあがるのです。
恵那市観光協会の情報より
五平餅・ご存知ですか?
五平餅ってご存知の方、多いのではないでしょうか。今では中部地方まで行かなくても、身近な所で見かけたり、ネット通販で買うことも出来ます。
でもやっぱり本場に行って食べたいですよね。本場に行くとあちらこちらで五平餅の看板を見つけることができます。
どこで買おうかなと迷ってしまっていたのですが、JR恵那駅の近くにある観光案内所でおいしいもの情報を伺ってみることにしました。
五平餅の美味しいお店がJR恵那駅の近くにあると教えていただきましたので早速行ってみます。
赤い提灯が目印です。
五平餅の「あまから」恵那本店
お店の名前は「あまから」です。
創業1958年(昭和33年)
昔から愛されている老舗ですね。
お店の佇まいはレトロな感じで周りのお店も含めてこの辺り一帯が昔からあるような懐かしい雰囲気でした。
この「あまから」と言うお店は店内でもお食事が出来るようになっていて、五平餅定食なんていうのもあるみたいです。面白いですね。
五平餅は店頭で焼かれていて、外からガラス越しに焼いている様子を見ることができます。
串に刺さった白いお団子をカリッと下焼きし、お味噌を塗って軽く焼き目をつけたら出来上がりです。焼きたてをいただくことができるので私も買ってすぐいただくことにしました。
五平餅の「あまから」民芸調の店内
五平餅(あまから本店)は美味しい!
お味噌の焦げた香りが香ばしく、食べる前から美味しそうです。
お餅の食感はお米のつぶつぶ感があって素朴な感じです。タレは旨味とコクと色んな香りが凝縮された濃厚な味で、焼き目の香ばしさと甘辛さがとてもよく合います。こちらのお店では、醤油ベースのタレになっていて、砂糖、ごま、クルミなどの材料が絶妙なバランスです。
看板にも「くるみ」と書いてありますね。
五平餅はお店によって形が違うようで、こちらのお店ではくし団子のように丸いお団子を3つ串に通した形です。味もお店によって味が違いますが、私はこちらのタレは大好きな味でしたので、お気に入りのお店が見つかって大満足です。
色んなお店で食べ比べをして、ご自身のお気に入りのお店を見つけるのも楽しいのではないでしょうか。私の頂いたリストには恵那市だけでも48軒のお店が載っていましたよ!
\気軽に旅することができる中山道のガイドブック/
五平餅のタレを買うことができます
タレの使い方はリンク先をご覧ください。このタレ、最高にうまいです!
\フードフォトに最高です!/
五平餅「あまから」本店の情報
〒509-7201
岐阜県恵那市大井町295-12
tel/fax 0573-25-3029
営業時間 / 9:30〜18:30 (瑞浪店 10:00~18:00)
定休日 / 毎週 月曜日(祭日の場合は翌日)