新料理「裏」物語

初めての骨折経験その3

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3月3日、いよいよ入院

入院に必要な物の準備もできました。パジャマやタオルは荷物が増えるのでレンタルにしました。

入院セットリース

  • Aプラン:寝巻き(甚平・浴衣タイプ)・フェイスタオル・バスタオル
  • リース料:日額単価(税別):290円

運営管理会社:株式会社ユニバーサルサービス

病院とは別にリースの専門業者がやっているのですね。

家から持っていったもの

着替えや洗面用具といった一般的な必需品の他に、今回骨折でとても便利に利用しているグッズも忘れずに荷物に入れました。

その便利グッズとは、、、
ギプスカバーと、お箸型トングです。

これは骨折した方に是非お勧めしたいグッズです!

まずギプスカバー

ギプスって外したり着けたりすることができませんよね。しかも、水で濡らしてしまうと大変なことになります。でもやっぱりシャワーは毎日したいです。そこで便利なのが、このギプスカバー!
頭からシャワーを浴びても全くカバーの中に水が漏れません。もちろん右手は使えないから左手でシャンプーもするのですが、左手も使っているうちにだんだん器用になってくるので問題ありません。ただ、このギプスカバー、水漏れしない分、入り口のシリコンが「かなり」キツイので着脱時は誰かに手伝ってもらう必要があります。

ギブスかギプスか

正確には、「ギプス」が正しいのです。医学用語に多く使われるドイツ語で「石膏」と言う意味だそうで、「ギプス」と言いずらかった日本人は「ギブス」となまって読んでいたんでしょうね。

ギプス【(ドイツ)Gips】
なまって「ギブス」とも》
(1)石膏。焼き石膏。
(2)「ギプス包帯」の略。
(ことばの総泉挙/デジタル大辞泉より)

次に、お箸型トング

私は利き手である右手を骨折したので、不器用な左手で何でもこなさなくてはいけません。
右手首が折れているので、手のひらを上に向けたり下に向けたりする手首をひねる動作が出来ないのです。
さらに左手は、利き手ではないので、あまり細かい作業ができないです。お箸を使うことはかなり高度な作業なんですね。

そこで思いついたのが、このお箸型トングです。これなら不器用な左手でも、摘んで口に運ぶことができます。

これ、本当に便利です!

骨折の後、家での毎日の食事だけでなく、どこへ行くにも持ち歩いていました。もちろん、今回の入院にも忘れず荷物に入れましたよ。

準備も出来たので病院に向かう

午前10時明石医療センター到着を目指して、夫の運転で神戸の自宅を出発しました。これからしばらく私は運転はできません。天気もいいし、小春日和です。私たちは神戸といっても明石の近く、つまりかなり神戸の西の方に住んでいるので、明石医療センターまではそう遠くありません。

入院って普段しないのでワクワクします。
手術は怖いですが〜!

明石医療センターに到着

病院に到着しました。大きな病院で、駐車場周辺では常に複数の警備員が車の誘導、歩行者の安全確保などに従事しています。(安心ですね)

駐車場に入り、夫と共に入り口に入るとまず「検温」!このコロナ禍の中、対策はしっかりしています。担当職員が立っていて簡単な質問もされました。

そして、総合案内に移動、入院専門の受付で入院手続きを済ませました。

入院にあたって、たくさんの書類にサインする必要があるのですが、私は右手骨折で字が書けないので全て夫に代筆してもらいます。(これからしばらく書類には夫が代筆することになりました)

次に病室に案内していただきました

私の病室は6階です。1階受付から移動して、エレベーターで6階に上がりました。エレベーターを降りると真前にスタッフステーションがあります。

職員の方に名前を告げると、担当の看護師さんが来られました。若い女性で笑顔の素敵な方でした。親切に対応していただいて少し緊張がほぐれます。

窓際の面会用の部屋で入院中のこと、明日の手術の事、などなど看護師さんから説明を受けました。
明日の手術中、家族はずっと病院で待機しなくてはいけないそうです。全身麻酔の手術だからでしょうか。それなので 、明日、夫はずっと病院で待機することになりました。

そして明後日3月5日退院なので、結局夫は今日(入院)、明日(手術)、明後日(退院)と毎日病院に来る事になります。とは言ってもやっぱり心細い。

さて、夫とはここでお別れです。コロナ禍の影響で、病院での滞在は限られています。基本、面会はできないのです。

看護師さんに病室に案内されました。私の病室は廊下の突き当たり、端っこの静かな部屋です。つまり角部屋!

清潔で日当たりもいいです。

ランチ(12:30)

中華風ですね。

  • つけ麺
  • 焼売
  • 八宝菜
  • デザート:果物

廊下の窓からは海も見えるんですよ!

明石って風光明媚ですね。

そうこうしている内に、担当のドクターの回診がありました。

このノコギリでは人の身体は切れません

ドクターから驚くことを極めて淡々と伝えられました。

今からギプスを縦真っ二つに切断します」。

「このノコギリは人の身体は切れません」先生はそう言うまもなくガーっと切っていきます。そうは言っても、音もすごいし、はっきり言ってとても怖かったです。(腕が切れちゃったらどうしよう!!)
でも不思議なことにノコギリはギプスだけを切って私の腕は切れませんでした。
うまく出来てますねー!

回診後シャワーを浴びました。
明日の手術まで特にする事もないので、病院の中を探検。
食堂やコンビニもあるんですよ。

運動不足になりそうなので階段を降りたり登ったり、部屋に戻ってスクワットなどしました。

「活動的な怪我人」です!

ちょうどお腹が空いた頃に夕食の時間(18:00)

今日はご馳走ですよ!

スタッフの方が夕食を持ってきてくれました。
ちらし寿司と天ぷら、お吸い物も乗っています。

あっ、今日って「ひな祭り」だ!

  • ちらし寿司
  • 天ぷら
  • お吸い物
  • 青菜のお浸し
  • ひなあられ
  • いちご

雛祭りに「ちらし寿司」をなぜ食べるかは、諸説あるみたいですね。近年に始まったというのは共通の意見らしいです。ちなみにちらし寿司の中の材料に意味を求めることもあるとか。

  • 「エビ」:エビのように腰が曲がるまで長生きできるように
  • 「レンコン」:大きく穴の空いたレンコンのように、遥か先まで見通せるように
  • 「豆」:健康にマメに働き、仕事がうまくいくように

「ひなあられ」は「鴬ボール」でお馴染み(関西だけかな)の植垣米菓のものです。神戸市長田区にある会社です。この「ひなあられ」は期間限定品で43g

小袋サイズのひなあられです。植垣米菓マスコットキャラクター(かりんちゃん・こりんちゃん)の可愛いデザインもいいですね。「チョコレートがけ」のひなあられもあるそうですが、今回は入っていなかったです。

食事は春らしく綺麗に盛り付けてありました。
普段の夕食では夫と晩酌しながらゆっくり頂くのですが、今夜は1人だし、晩酌出来ないし、さっさと食べ終えてしまいました。
明日手術かー、嫌だなぁ。

パート4に続く

 

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