レシピ

ビワのコンポート|淡路ビワで作った爽やかな初夏の味

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今回作った「ビワのコンポート」/グラスはアンティーク・シャンパングラス(大正期)

淡路島に行ってきました

神戸市から淡路島を望む

淡路島西海岸には淡路ビワ発祥の地というところがあるのです。

淡路島西海岸です。


その周りにはビワ農家があって、ビワの季節になると直売所にはたくさんのビワが並んだり、ビワ狩りののぼりが立ったりして賑やかになります。地元の方々だけでなく、遠くからも毎年たくさんの方がビワを求めて来られるようですよ。

私も、もちろんその1人です。今回は淡路島の西海岸をドライブしていて、ぷらっとビワ農家さんに立ち寄りました。


色々と話を伺いながらビワを買いました!

淡路島のビワ

淡路島のびわは、明治30年頃に島の北部で大玉でおいしい“田中”という品種が導入、栽培されたことが始まりと言われます。泉砂礫(いずみされき)と呼ばれる水はけの良い砂地の斜面に栽培されます。そして、山を背にしていることで風から木を守ることができ適度に陽光を浴びるという好条件がそろって、甘くておいしいびわが育ちます。

食べ物のことわざ|びわが黄色く色づくころになると、病人が多くなるびわのことざわにはなぜか不吉なものが多いのです。その理由を書きました。そして、びわの薬用、びわ渡来の歴史、びわの語源などにも触れています。...

ビワは優しい木の実だから

ビワは優しい木の実だからって歌をご存知ですか?

ビワは、優しい味の、優しい色の果物ですね。年中食べられる訳ではなく、旬の5月、6月を含めた3ヶ月程です。

規格外のものをリーズナブルな値段で買いました/大きな玉ねぎも一緒に購入

私はビワが大好きなのに、限られた期間しか食べる事ができないので、毎年保存食にして、出来るだけ長く楽しめるようにしています。

今回ご紹介するコンポートは、10分程煮るだけですぐ出来る、簡単なお菓子です。このコンポートを使って、ゼリーやケーキなど、色んなデザートを作れますので、たくさん作っておくと、とても便利です。

色が綺麗なので、デザートが華やかになりますね。

なんで上手くいかないの!?

皮を剥いたり種を取るのが面倒

まず、枝についていた所を切り落として、縦半分に割り、スプーンで種を取ります。

枝の反対側を切り取って、その切り口から皮を剥くと簡単に剥けますよ。

たくさん作る時は、同じ作業ばかり続けてすると結構早く終わります。

切ったら変色してしまった

切ってすぐ薄い塩水に漬けると変色を防げます。

使う前に真水で洗い流すのを忘れないでくださいね。

砂糖の量がわからない

皮と種を取り除いた果肉の重さの1/4くらいの砂糖の量が適量ですが、お好みで加減してください。

クタクタに煮崩れてしまった

ビワをシロップに入れて沸騰したら中火で10分くらい煮たあと、そのまま冷ましてください。

あまり長く煮ると、だんだん煮崩れてきます。

材料

ビワ:300gくらい

水:皮と種を取り除いた果肉の重さと同量

グラニュー糖:皮と種を取り除いた果肉の重さの1/4

蜂蜜:小さじ2

レモン搾り汁:小さじ2

準備

ビワ

枝の付いていた所を切り落とす

縦半分に切り込みを入れる

ねじって半分に割る

スプーンで種を取り除く

枝のついていた方の反対側を切り取る

切り口から皮を剥く

同じ作業ばかり続けてすると時間がはかどります

作り方

鍋に水とグラニュー糖を入れて火にかける

沸いたらビワを入れ、再沸騰したら中火で10分煮る

アクが出たら取る

火からおろしてそのまま冷ます

アドバイス

このまま食べても美味しいですし、シロップごとゼリーにしても、果肉をケーキにのせても、とっても可愛らしいスイーツになりますね。

限られた期間しか手に入らない、儚い果物ですが、いろんな食べ方を工夫する事で、豊かな楽しみ方ができますよね。

完成です!

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