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サバサンド|イスタンブールで名物グルメを食べた!本場の味を楽しめるオススメの場所は?

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日本ではサバといえば、焼きサバ定食ですね。

しかし、ここ、イスタンブールではサバと言えば「サバサンド」なのです。意外ですね。世界三大料理のひとつにも数えられるトルコ料理ですが、その中でも一番有名なのは「ケバブ」ですね。しかし、イスタンブールの名物グルメとして「サバサンド」もよく知られているのです。

\今回このカメラで撮りました・スグレモノです/

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サバサンド/パンと合うのかな?

そもそも焼きサバって白いご飯にしか合わない気がする。

ところがイスタンブールの旧市街と新市街をつなぐガラタ橋のふもとには大きな店から小さな屋台まで、たくさんのサバサンド屋さんが並び、多くのお客さんが並ぶのです。面白いですね。

サバサンドには大きく分けて2種類あり、バケットで挟むタイプと、ピタパンで包むタイプです。

バケットタイプのサバサンド

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サバサンドの歴史

ガラタ橋があるエミノニュ広場にあるサバサンドの豪華な屋台舟はとても有名ですね。

かつてガラタ橋周辺一帯は物流拠点のひとつでした。物資を運ぶ港として大事だったのですね。サバサンドは、昔から働いている数多くの人のために作られました。なんといっても働く人々が安くかつ手軽に食べられる食事ですからね。

言い伝えによると、19世紀中頃、漁獲量が特に多かった時に市場で余った魚をサバサンドとして売った事が発祥だそうです。実際には魚(一般的にはサバなど脂ののった魚)、玉ねぎ、レタス、レモン汁を白いパンに挟んだもので、その基本的な材料から、漁師が豊漁の後に余った魚を売るための手段だったということがわかりますね。

漁師たちは船に小さな調理器具を設置し、魚を焼いてパンに挟んでイスタンブールの人々に売ったのです。

現在は大変豪華な船の上でサバサンドは作られています。しかし、当初はいわゆる余剰分の魚を放棄しない為と漁師の副業としての商売でした。小さなポンポン舟が10隻近く並び、サバサンドを売っていたのです。この光景は、1990年代にかけてエミノニュ、カラキョイ、ボスポラス海峡界隈のかつての漁村で見受けることができたようです。

サバサンド/1966年の写真

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現在有名なネオ・オスマン様式の豪華なサバサンドを作る船は近年現れたものです。

2004年、当時12隻ほどあったサバサンド船は、「安全上のリスクがあり、この地域の歴史的風合いを損なう」というイスタンブール知事の決定により一時撤去されました。

現在有名な派手な装飾を施したネオ・オスマン様式の3隻の船は市にリース料を払い営業しています。

トルコの歴史・YouTube

サバサンドの船・YouTube

サバサンド用のサバ

イスタンブールの金角湾には、大量に押し寄せる観光客の食欲を満たすサバの漁獲量はありません。残念ですが、、、サバサンド用のサバはイスタンブールの卸売魚市場を経由して、スカンジナビアから運ばれてくるのです。これは公然の秘密です。

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サバサンド/オススメはカラキョイ地区

好みにもよりますが、私たちはピタパンタイプの方が好きなので、今回もピタパンサバロールのお店に行きました。

エミノニュ広場はスパイスバザールも近く、観光客であふれています。トルコ人の友人に言わせると「最近、この辺りのサバサンドは味が落ちた」ということです。カラキョイ地区の海の近くには小さなレストランが多く、サバサンドが美味しいという話を聞いたのです。

今回、私たちは新市街側の小さなシーフードレストランでサバサンドを頂きます。エミノニュ広場からガラタ橋を渡ってすぐ、この辺りはカラキョイという地区です。

カラキョイ地区には、お魚屋さんや、シーフードレストランが軒を連ねています。サバサンドの屋台もありますよ。

私たちは旧市街のエミノニュからガラタ橋を渡り対岸のカラキョイ地区まで歩きました。橋の上では魚釣りをする人もいました。

ガラタ橋

ガラタ橋にはいつもたくさんの釣り人が並んでいます。隣の人との間隔は1メートルもありません。

たまにお隣同士、仕掛けが絡まってしまう(釣り用語で「おまつり」といいます)こともあるようですよ。

釣れる魚はアジ、イワシなどの小魚がほとんどで、大物は釣れていないようですね。橋から海面まで遠いので、だいたい皆さん真っ直ぐおもりを落として真っ直ぐ釣り上げています。

エサはエビが多いです。橋の真ん中辺りに屋台のエサ屋さんがありますよ。

結構たくさん釣れています。

ボスポラス海峡で釣りなんて、何だか素敵ですよね。

ガラタ橋はとても大きいです。ついでに靴磨き職人に靴も磨いてもらいました。

ガラタ橋釣り・YouTube

サバサンド/オススメのお店 DINGONUN AHIRI

今回サバサンドをいただいたのはこちら。

サバサンドはお店の前で作られています。鉄板の下には炭がゴロゴロ入っています。ポイントは炭焼きですね。

まず、サバを焼いて、骨と皮を取り除きます。皮は美味しいのに残念ですね。トングで作業しています。慣れているのか器用ですね。

ピタパンを鉄板の上に広げて野菜をのせ、調味料とスパイスをふりかけます。

サバをのせてピタパンでクルクル巻き、焼き目をつけます。

ハケでソースを塗り香ばしく焼き上げたら出来上がり。

サバサンド完成です!

ピタパンタイプのサバサンド

レモンをたっぷり絞ってかぶりつきます。ピタパンがパリパリして香ばしいです。塩味はキツくなく薄味ですが、サバの旨味が強いので丁度良い塩加減です。

トマトやレタス、玉ねぎなど野菜がたっぷりなのであっさりしています。これってとてもヘルシーな食べ物ですよね。

青魚にたっぷりの野菜、そして塩分控えめ。日本に帰っても普段のおやつにしてみよう。

\今回このカメラで撮りました・スグレモノです/

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