ビスケットの天ぷらってご存知ですか?東北の郷土料理のひとつになっているそうなのですよ。
岩手県西和賀町(にしわがまち)というところでは、こんな面白いお菓子があると聞き、私もどんな味なのか試してみたくなりました。
ビスケットはそのままでも美味しいのに何で天ぷらにするのかなぁ?こうなったら行ってみるしかないですね!何だかワクワクします。
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ビスケットの天ぷらがある西和賀町とは
西和賀町(にしわがまち)は、岩手県でも奥羽山脈の山岳地帯に広がる地域です。すぐ隣は山形県ですね。とにかく山深いところです。三方を標高1,000m級の奥羽山脈に囲まれ、残りの一方は秋田県横手盆地に向かって開かれている点が特色です。
いわての旅HPより
私たちは北上市から西に向かい車で西和賀町まで行きました。
西和賀町は豪雪地帯
西和賀町は豪雪地帯だそうです。冬の生活は厳しそうですね。
北上土木センターの画像から
ビスケットの天ぷらを買った場所
ビスケットの天ぷらを買ったのは物産館、里の恵です。
こちらには西和賀の特産品である野菜や蕎麦、お菓子など色々な物が売ってあります。
ここでビスケットの天ぷらを見つけました。
白いものと茶色いのがあります。
どう違うんだろう?お店の方に聞いてみました。
「昔からあるのは白い方です。茶色い方は最近の若い方にも好まれるようにふわふわ食感にしてあります。私は昔ながらの白い方が好きですけど」
との事だったので私も白い方を頂くことにしました。
ビスケットの天ぷら実食!
食べてみるとモチモチしています。ビスケットじゃないみたいです。
油の風味があるので揚げたお餅みたいな感じです。
揚げてから時間がたっても美味しいのだそうです。もち米粉ベースの衣のため、小麦粉ベースの衣のように硬くならないのですね。2~3日はモッチリした食感で食べることができるそうですよ。
食べてみるとビスケットはサクサクではなく、しっとりしているのですが、味はしっかりビスケットの味です。
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「かーさんケット」というビスケットを使われているようなので、違うビスケットで作ったらまた違う味になるでしょうね。
天ぷらにする衣の粉も売ってありました。
普通の天ぷら粉ではなく、小麦粉、もち米、糖類がブレンドされています。
西和賀町のホームページにもビスケットの天ぷらの事が載っていますよ。
引用すると
「ビスケットの天ぷら」は、西和賀町の郷土食のひとつです。 食糧が不足していたその昔、希少なビスケットに米粉の衣でボリュームをくわえて食べたのがはじまりとされています。 おやつや農作業の一服に、冠婚葬祭での一品として食べられていました。今ではB級グルメのひとつとして、グルメイベントへの出店依頼やテレビ紹介などで注目いただいております。
との事。雪深い西和賀町では、冬場に買い物に行くのは大変です。そこで、保存のきくビスケットに衣をつけて揚げ、腹持ちをよくしたという話もあります。
子どもたちにたくさんおやつを食べさせようと思って作った優しいお母さんの味ともいえますね。
今回もまた、面白いものを見つけてしまいました。日本中面白い物だらけですね!
ビスケットの天ぷらはYouTubeにも
IAT岩手朝日テレビの番組です。
ビスケットの天ぷらのレシピ・作り方
非公認キャラクター「ビスケットの天ぷらっち」
顔がちょっと怖いですね。こんなに力強い顔にする必要があったのでしょうか。
やっぱりいた!公認キャラクター
西和賀町公認キャラクター「カタクリンコちゃん」
西和賀の花「カタクリ」をモデルにしたキャラクターなんだそうです。
いわての旅HPより
西和賀町へ行きたい方は
お問い合わせ:西和賀町観光商工課
所在地:〒029-5512 和賀郡西和賀町川尻40地割40番地71
Tel:0197-82-3290
Fax:0197-81-1061