\今回はこのカメラで主に撮影しました|驚きのスグレモノです!/
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「糖國」台南!甘い料理に人々は自覚無し?
台湾の他の地域の出身者にとっての台南市のイメージは、「食べ物がとにかく甘い」ということです。台湾人には普通の料理から、街のお茶ドリンクまで、台南市で調理されたものは甘く感じるようです。
たとえレシピには砂糖が入っていなくても、なぜか出来上がりは甘いと言われています!そして、「砂糖の入っていない飲み物を飲むと台南人ではない」と冗談も言われているくらいなのです。
「東辣西酸,南甜北咸(鹹)」
これは。大陸の諺ですが、東部は辛い、西は酸っぱい、南は甘く、そして北は塩からい、というものです。台湾の島のなかでも同様に,「南甜北鹹」が当てはまると言われています。
台南人は隠し味にコカコーラ?
台南人の一部は、家庭で肉を煮込むときに意外な隠し味としてコカ・コーラを使うことで知られているようです。地元の愛好家によると、沸騰したお湯に氷砂糖や醤油と一緒にソーダを加えると、肉が柔らかくなり、美味しくなるといいます。
これは本当でしょうか。一度試してみたいと思っています。コカコーラの公式サイトでも方法は紹介されています。
台南人に対してのジョーク
これは、とにかく台南人は甘いものが好きだというステレオタイプの話です。これには台南人も困惑していることが多いようです。
こういうイラストを見つけました。
台南人の微糖は台北人の半分糖から少糖、というわけですね。
台南人へのイラストを使ったジョーク
最近流行した、「多くの台南市民には甘いもの好きの自覚がない」というジョークもあります。
オンラインイラストレーター「憤怒男 呼嚕嚕」さんはステレオタイプの台湾各地の人を描き話題になりました。その中の台南の人のものは大変面白いです。
台南の人に「この飲み物は甘すぎる」と言われたら、飲まないほうがいいです!というイラストです(笑)。
甘みは裕福な社会の象徴だ!
台南市の料理が甘口な理由は、まだ農業社会だった昔に、砂糖は裕福の象徴と見られていたからだと思われています。昔の台南市民は、料理する時に砂糖を入れることで、家族の裕福を他人に誇示していたのですよ。その影響で、少々甘い味付は、すっかり台南市民に馴染んでいるのです。
台湾はサトウキビの名産地だ!
最も古いものはオランダによる植民地時代に関連している可能性があります。17世紀にオランダが台湾を占領したとき、台湾はサトウキビを栽培し、当時の経済産物であった砂糖を生産するのに適した場所であることがわかりました。
その景観と条件から、台南の平野はサトウキビの主要な栽培地の一つです。日本の鎖国時代、オランダ船と唐船は、氷砂糖、白砂糖、黒砂糖なども大量に運んできたという記録があります。唐船は中国からでなく、さまざまな寄港地を経てきていますので、東南アジアの砂糖が積まれていた可能性もあります。
日本統治時代でのサトウキビ栽培
日本による植民地時代(1895~1945年)には、日本人も台南でサトウキビを栽培し、いくつかの製糖工場を建設しました。その当時からふんだんに砂糖はあったと想像できます。
福州出身の漢民族が台南に
上記のように砂糖が入手しやすいため、砂糖は台南人にとっては一般的な調味料でした。
また、台南の漢民族のほとんどは福州(中国南東部)出身であるため、甘い風味が彼らの料理の伝統的なスタイルであるという話もあります。福州料理の特徴は「甘い」ことだと一般に言われているのですよ。
福州市(ふくしゅうし、閩東語: 福州(Hók-ciŭ) フッチュ、簡体字中国語: 福州市、拼音: 、英語: Foochow/Fuzhou)は、中華人民共和国福建省の省都である。榕城(ようじょう、拼音: )とも称される歴史の古い町で、国家歴史文化名城に指定されている。明清代には琉球館が設置され、琉球王国との交易指定港であった。歴史上、閩越、閩、南宋、南明、中華共和国の5つの政権の首都として、福州は『五朝古都』と称されている。
台南人の反論
台南の人々が飲み物の配達を注文する際、全糖と減糖(砂糖8%)を選ぶ人の割合は合わせて5%未満だという統計があります。
僕は必ず紙に「無糖」と書いて示してからお茶を買います。
逆に無糖のドリンクの注文の割合が20%を超えています。その割合は30%で、北部、中部、南部の3地域の中で最も台南が割合が高く、これは3人に1人がノンシュガーを注文していることに相当するのですよ。やはり、台南人は甘いもの好き、というジョークはステレオタイプのものでしょうか。
飲み物の注文
砂糖の量
大体のお店は飲み物の甘さを以下のように記載しています。台湾旅行の参考に。
- (正常甜)10分
- (少糖)8分
- (半糖)5分
- (微糖)2分
- 無糖
しかし、実際には店員さんが目分量で砂糖を入れたりするので、店によって甘さの基準はずいぶん違います。
氷の量(冰度)
ちなみに氷の量や飲み物の温度は以下のようになっているところが多いです。
- 正常冰 標準的な量
- 少冰 やや少なめ
- 微冰 少なめ
- 去冰 氷無し
- 常溫
- 熱 ホット
僕は頼むのは微冰が多かったです。
僕の経験(飲み物)
これは台南に限らない話ですが、、、コンビニのお茶も要注意です。お茶に糖分添加は台湾全土で当たり前です。僕は台北駅のコンビニ「全家便利商店」(ファミリーマート)でお茶を買って飲んだ時の甘さのショックは今でも忘れられません。
「全家便利商店」(ファミリーマート)は台湾でよく見かけるコンビニエンスストアです。
それ以来、お茶関係は「無糖」か「日式」(日本風(の)/「日本式(の))」と書いてあるものしか買わないことにしました。
ドリンクスタンドなどでは、よく紙に「無糖!」と書いて注文していましたよ。
「碗粿(ワーグイ)」僕らが食べたあま〜い台南料理
台南名物「碗粿(ワーグイ)は英語で「ライスプディング」です。
見た目は茶碗蒸しの卵の代わりに、砕いた米を使ったような食べ物だと思ってください。入っているのは鶏肉や豚肉、そしてそれらのひき肉。甘辛い醤油だれがかかっています。
地元民は、卓上のおろし生にんにくをたっぷり入れて食べているのですよ。(生にんにくかけなくでもそのままで美味しいです!)
\今回はこのカメラで主に撮影しました|驚きのスグレモノです!/
一口、食べて「甘い!」とやっぱり思いました。ご飯とお菓子の中間の感覚です。