
パパナシとは
パパナシはルーマニアのブラショフ地方が発祥の揚げ菓子です。

ルーマニアのチーズ入り揚げドーナツで、サワークリームとジャムを添えて楽しむ絶品スイーツのことです。
ルーマニア観光局のホームページによると
パパナシとは、カッテージチーズ、卵、小麦粉などで作るルーマニアの伝統的なお菓子で、最後にサワークリームとジャムをトッピングするルーマニア版のドーナツのようなお菓子です。また、カルパチア山脈に見立てたドーナツであることから、ドーナツの上に小さな丸いドーナツが穴を塞ぐように乗っているというのが特徴です。
なんと、パパナシの起源は古代ローマ時代にまで遡るそうで、当時美食家であったApiciusという人が残した世界最古のレシピ本にパパナシが掲載されているそうですまた、パパナシという名前の「パパ」は小さな子供が使う「ごはん」(日本でいう「まんま」のような使い方)からきているそうです。
と、書いてありました。
随分昔からあるお菓子なのですね。
このパパナシ、ルーマニアの伝統的なお菓子なのですが、ケーキ屋さんにもお菓子屋さんにも売られていません。
なぜなら、パパナシは揚げたてじゃないと美味しくないからです。
ではどこにあるのかと言うと、レストランかカフェです。
しかも、パパナシが食べられるお店というのがかなり限られていて、どこでも手軽に楽しめるわけではありません。
ロツィ・チャルダ
私のお気に入りのお店はこちらです。

ここはルーマニアの伝統的なお料理が頂けるレストラン、です。
お料理もとても美味しいのですが、ここのパパナシは絶品です。必ず毎回パパナシを注文してしまいます。
今回頂いたパパナシ
こちらが今回頂いたパパナシです。

パパナシの上には、サワークリームとベリーのソースがたっぷりかかっています。見るからに糖質とカロリーの爆弾です。
罪なスウィーツとわかっていても、探し求めてしまうんですよね。
普通のドーナツよりかなり大きいので、まずはその大きさに圧倒されます。
1人分注文しても、このボリュームです。間違えても1人ひとつずつなんて注文してはいけません。
表面はカリッとしていて、中はふわふわもちもちです。
生地にチーズがたっぷり入っているのでしっかりとしたコクがあり、しっとりしています。
甘酸っぱいブルーベリーのソースと、爽やかな酸味のサワークリームがよく合います。
私はルーマニアのお菓子の中で、パパナシが1番好きです。日本で食べられないのがとても残念。
日本にも美味しいドーナツ屋さんはたくさんありますが、パパナシは生地が違うのでドーナツとは違うのです。
パパナシを食べるために、またルーマニアに行こうかな。
パパナシの作り方
ルーマニア語ですが、だいたいの感じはわかります。(英語翻訳ついています)
