今回作った「干し大根の漬物」黒千代香は「霧島焼」壺は「丹波立杭焼」
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鹿児島の山川町
鹿児島県、薩摩半島の南端に山川町という町があります。
指宿の温泉街に近く、地元の人々に薩摩富士と呼ばれ愛されている開聞岳の麓にある、大変風光明媚な港町です。
漁港では、カツオやマグロなど様々な魚介類が水揚げされ、特に鰹節は枕崎と並んでとても有名です。
山川漬けは歴史が古い!
ここに古来から伝わる特産品、山川漬けがあります。
夫は鹿児島県出身なので、子供の頃から山川漬けを食べる機会が多く、今でも山川漬けは彼の大好物です。私も鹿児島に行くたびに楽しんでいます。
年末が近づくと、この辺では畑に大根櫓(だいこんやぐら)なるものを見かけることができます。
大根を干しているのですね。
山川漬けの特徴は鹿児島県のホームページの中にある、ふるさと認定ふるさと認証食品のページに載っていたので引用します。
山川漬が伝わる鹿児島県指宿市山川地区は,薩摩半島の南端,開聞岳の麓に位置し,昔から大根の栽培が盛んであり,冬でも霜が降りないことから,大根の干乾にも適しているところです。
古い資料によれば,文禄元年(1592年),豊臣秀吉の朝鮮出兵に向けて山川港から出航する島津義久の軍船に,付近の農家が漬けた大根の漬物を食料として積み込んだと記されており,これが今日の「山川漬」であると考えられます。
歴史が古いのですね。
昔から地元の人々に愛されて来たようです。
山川漬けはハードルが高い!
我が家でも1年を通して毎日たくさんいただきたいので、自分でつけてみてはどうかしらと思い、調べてみました。ところが、山川漬けを作るのはとても手間がかかり素人にはかなりハードルが高いのです。
山川漬けの作り方は、同じく鹿児島県のホームページに載っています。
大変そうですね。とても手間がかかっています。自分で作るのは難しいですね。
干し大根を見つけた
諦めかけていたところ、産直のお店で干し大根を見かけました。
実は、この干した大根を買って自宅で手軽に漬物を作ることができるのです。
もちろん山川漬けと同じ物にはなりませんが、パリパリとした食感と、甘じょっぱい味で、焼酎やご飯の進む美味しいお漬物ができます。
作り方を教えて下さったのは、鹿児島育ちで、現在も鹿児島にお住まいの田中さんです。お料理に詳しい栄養士さんなので頼りになります。
鹿児島の奥様方はこの干し大根を何10本も買って漬物にし、ご家族で召し上がったり、親戚やご近所に配ったりして1年中楽しまれるそうです。
なので、レシピは干し大根5キロ分です。
我が家はあまりたくさんのおつけものを置いておく場所がないので、今回は干し大根を3本だけ買って漬けることにしました。
材料
干し大根: 5Kg
漬け地
みりん : 1カップ
砂糖 : 1.5Kg-2Kg
蜂蜜 : 1カップ
酢 : 3カップ
濃い口醤油 : 7カップ
こちらが教えていただいたレシピですが、つける大根の量によって調味料を加減してください。
私は1キロだけ漬けたので、全ての材料を1/5にしました。
作り方
つけ地の材料を合わせて一煮立ちさせ、冷ましておく
干し大根を薄切りにする
保存容器に大根を入れ漬け地を注ぐ
空気に触れないようにラップを密着させる
1ヶ月経って、しっかり味が染み込んでます。
甘めの味なので、辛い芋焼酎が合いますね。寒い夜はお湯割りでどうぞ!
完成です!
アドバイス
干し大根が空気に触れるとカビが生えるので、空気を抜いてラップを密着させるようにしてください。
お好みで生姜や鷹の爪などを加えてもおいしいです。
砂糖は島ザラメを使うとコクがあって美味しいです。
濃口醤油は鹿児島では甘口醤油を使っていますが、あまり甘くない方がよければ普通の濃口醤油を使っていただいてもけっこうです。
その場合、甘味が足りないかもしれないので、砂糖の量を増やしてお好みの甘さにしてみてくださいね。
干し大根はフニャフニャして切りにくいです。包丁を研いで良く切れるようにしておくと楽ですよ。
3日ほど経つと食べられますが、そのまま漬けておくと、もっと美味しくなります。
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指宿枕崎線のの動画
これを見て、南九州の旅情を味わってください。