沖漬けというのは、漁師さんがイカ漁で釣ったイカを、船の上で醤油のタレに漬けこんだ、料理の事です。
生きたまま漬け込むので、イカがタレを飲み込んで内臓まで味が染み込むのですね。(ちょっと残酷ですかね)
今回作った「生しらすの沖漬け」/器は中国「成化」年代の磁器を模して作られた伊万里焼/徳利は古伊万里染め付け/お猪口は波佐見焼
今回ご紹介する生しらすの沖漬けは、船の上で漬けるのではないので、実際には沖漬けではありませんが、生のままタレに漬け込むので、沖漬け風と言ったところでしょうか。
小さい魚なので、1時間ほど浸ければ味は入りますが、冷蔵庫で数日持ちますので、ゆっくり楽しんでくださいね。
Contents
なんでうまくいかないの!?
生しらすが手に入らない
スーパーや魚屋さんでは売られていないかも知れませんが、インターネットで冷凍物が手に入ります。
試してみてください。
しらすが生臭い
使う前に海水程度の塩水で洗って下さい。そのあと真水でさっと塩水を洗い流します。
柔らかくて潰れやすいので、ボウルに溜めたお水でそおっと洗って下さいね。
小さい魚ほど傷むのが早いです。
買ってきたら出来るだけ早くお召し上がりくださいね。
近所の魚屋さん
私たちは明石の鮮魚・食料品店「むらかみ」で生しらすを手に入れました。ここでは解凍のものでなく、その朝に獲れたしらすを買うことができます。「生しらす、入りましたよ!」と電話をいただき、すぐに買いに行きます。
新鮮です!
材料
生しらす:200g
漬け地
煮切り酒:30cc
煮切りみりん:30cc
濃口醤油:45cc
準備
生しらす
ボウルに海水程度の塩水を作り、生しらすを洗う
真水で塩水を洗い流す
ザルに上げておく
水をよく切るといいですね
漬け地
合わせておく
作り方
生しらすの水分をしっかり切って、漬け地に漬ける
落としラップをして冷蔵庫で1時間寝かせる
器に盛り付けて青柚をのせる
おろし生姜や、刻んだネギ、大葉など、お好みの薬味を添えると色々な味が楽しめます
アドバイス
漬けてすぐでも美味しいですが、ひと晩おくとしっかり味が馴染んでさらに美味しくなります。
お酒のおつまみにもなりますし、白いご飯にのせると何杯でもおかわりしたくなりますよ。
完成です!