今回作った「いちご大福」/器は京漆匠「象彦」手付竹皿
淡路島で美味しいいちごを買ったので、いちご大福を作りました。それでは、いちご大福の作り方をご紹介します。
Contents
なんでうまくいかないの?
大福生地が固くなってしまった
水の量が少ないと固い大福生地が出来ます。水の量を調整して下さいね。
また、電子レンジの加熱時間が長いと固くなるので、加熱し過ぎにはご注意下さい。
電子レンジの機種によって加熱力が違うので、時間は微調整してくださいね。
また、お鍋での加熱とは違い、混ぜながら加熱できないので、必ず途中で取り出して混ぜる事を忘れないでください。
出来上がってから時間が経つと、中に水分が出てきてべちゃべちゃになる
いちごを洗った後、しっかり水分を取ってください。また、いちごの表面に傷があったり、傷んでいると、そこから水分が出て周りの白餡がべちゃべちゃになってしまいます。
作る前に必ずチェックしてください。
いちごのヘタをとる時に、ナイフで実で切ってしまうと、そこに傷が出来て、その切り口から水分が出てきてしまいます。ヘタは緑の部分だけを手ちぎって取るようにすると良いです。
大福の表面がシワシワになる、でこぼこになる
白玉粉を使う時は、早めに水と合わせて完全に溶かしておきましょう。
電子レンジでの加熱が終わったら、しっかり練って下さいね。
包む時は、生地の両面を見比べて、キレイな方を外側にしましょう。
キレイに丸めるのが難しい
まず、大福生地を等分わけする時に、出来るだけ円形に近い形に切り分けてください。細長い生地を丸く広げるのは難しいです。
切り分けた生地を台の上で伸ばしてしまうのではなく、直径5、6センチくらいに形を整えたら、そのまま手のひらに大福生地を乗せて、その上に白餡で包んだいちごを乗せます。いちごの尖った方を下にしてくださいね。
そのまま上下をひっくり返して、大福生地を下へ、下へと伸ばしていきます。
この時、いちごの形に沿わせながら、大福生地を伸ばして行くと良いです。大福生地を引っ張って伸ばしてしまうと丸い形に沿わなくなって、下の方でダブついたりするので気をつけてくださいね。
材料
いちご:4個
白餡(またはこし餡):80g
大福生地
餅粉(または白玉粉): 50g
砂糖:50g
水:75ml
片栗粉(打粉用):適量
準備
いちご
洗って水気を完全にとる
ヘタをちぎって取る
固い茎がついていたら切り取る
(いちごの表面に傷をつけてしまうと、そこから水分が出てくるので気をつけましょう)
白餡
4等分にしておく
(水分が多くて手に引っ付くようであれば、レンジ加熱して水分を飛ばした後冷ましておく)
作り方
1)いちごを白餡で包む
(全体にまんべんなく薄く伸ばしてください)
(いちごの先をちょっと残すのもいいですね)
2)餅粉、砂糖、水を合わせて溶かす
3)ラップして、500wの電子レンジで1分半加熱する
4)取り出してよく混ぜる
5)再び電子レンジで1分加熱する。
6)取り出してよく練る
7)生地に透明感と、強い粘りが出てきたら出来上がりです
8)片栗粉で打ち粉をした台の上に7)の大福生地を取り出し4等分にする
(台の上に食品用ラップフィルムをひいて作業するとやりやすいです)
9)大福生地で表面のキレイな方を下にして手のひらに乗せる
10)9)の大福生地のうえに1)の白餡で包んだいちごを乗せる
(尖った方を下にする)
11)上下をひっくり返して下へ向かっていちごの形に沿わせながら大福生地を伸ばす
12)底の閉じ目をつまんでくっつける
(閉じ目は食べる人には見えないので多少きれいにできなくても大丈夫です)
アドバイス
いちごには色んな品種がありますので、お気に入りのいちごで作って下さいね。
細長いいちごより、まあるいいちごの方が包みやすいです。
餡の種類もお好みで選んでください。こし餡で作っても美味しいです。
いちごは生なのでお早めにお召し上がりください。
作ったその日か、次の日には食べた方がいいですね。
いちご以外でも季節の果物、ぶどう、スモモ、みかんなどで楽しめますよ。
完成です!
美味しかったです!
いちごを買った淡路島
うちから見える明石海峡大橋を渡ると、そこは淡路島です。橋を渡る時間は約3分!
玉ねぎをはじめ、淡路島は豊富な農産物で知られています。私たちは淡路島が好きでよく行きます。淡路島って兵庫県だってご存知でしたか?よく、徳島県とか、四国の県の一部だと思っている人多いです。島内、走っている車も「神戸ナンバー」です。
淡路島観光協会のホームページに様々な情報あります。見ているで楽しいです。
兵庫県って広いのですよ。
北は日本海に面し、南は瀬戸内海から淡路島を介して太平洋へと続いています。
兵庫県は、大都市から農山村、離島まで、さまざまな地域で構成されており、多様な気候と風土を通して、海水浴やスキー、温泉などの多彩なレジャーが楽しめることから、「日本の縮図」といわれています。特に、歴史や風土、産業などの違いから、摂津(神戸・阪神)、播磨、但馬、丹波、淡路の個性豊かな5つの地域に分けることができます。
グリナリウム淡路島
今回行ったのは、2019年のオープン以来、人気を集めているいちご狩りスポット「GREENARIUM awajisima(グリナリウム淡路島)」です。インスタグラムなどで最近話題になっているみたいですね。これまでにない感覚のいちご狩りが体験できる“空飛ぶいちごハウス”というものがあるのですよ。レストランに併設されたショップもあるので、そこで、今回使ったいちご、「章姫(あきひめ)」を買ってきました。
「章姫(あきひめ)」は、「久能早生(くのうわせ)」と「女峰(にょほう)」を交配して、静岡県の萩原章弘氏が育成したイチゴです。1992年(平成4年)に品種登録されたそうですよ。章姫の「章」は、育成者の名前にちなんでいます。ちなみに萩原章弘氏は章姫の母親である「久能早生」の育成者でもあります。
- 「久能早生(くのうわせ)」は1981年に静岡県で生れた品種。主に久能地区で「石垣いちご」として栽培され、長年静岡県の特産品として知名度を上げていました。しかし、今では「章姫」に押されてしまい、市場からも姿を消しつつあるようです。
- 女峰(にょほう)は1969(昭和44)年から栃木県の農業試験場で「はるのか」、「ダナー」、「麗紅」を組み合わせ、交配・選抜・育成を重ねた末に生れた品種で、1985(昭和60)年に品種登録されました。出願時の名称は「栃木2号」となっています。かつては東日本を中心に広く栽培され、西日本の「とよのか」と共に市場を二分していましたが、次々と新しい品種が生まれ世代交代が進んで今ではいちご全体の1%程しか作られなくなってしまった品種です。
昔は、「いちご」といえば「いちご」という感覚で、そんなに種類は出てなかった気がします。お店でも品種別の売り方ではなく、「いちご」とだけ書いてあったような記憶があります。現在は、たくさんの種類があるのですね(白いちごも入れると約70種類以上インターネット上で探せました)。
今回買った「章姫」
「章姫」は果実が長めの円錐形をしているのが特徴。ほとんどのいちごは横幅のある円錐形ですが、章姫は縦長の円錐形です。果皮は濃橙赤色で、果実は少しやわらかめで口当たりがよく、果汁も豊富。酸味が少なく甘味をしっかりと感じられるいちごです。
いちごには色々な品種があり、一年中手に入るのでお気に入りのいちごを探すのも楽しいですね。(今回の「章姫」は珍しい品種の部類に入るとショップの方に言われました)
私はいちご狩りが大好き過ぎて、庭のプランターにいちごの苗を植えています。
こうすると車で遠くまで行かなくても毎日お家でいちご狩りを楽しめますからね!
でも、さすがにお店で売られているような大きくて形の良いいちごはなかなか成りません。
いちごのスイーツといえば、いちご大福。
私が子供の頃は見た事が有りませんでしたが、今では街中のお菓子屋さんで売られています。昭和後期に考案された新しい和菓子だそうです。
初めて食べた時、えっ?大福の中に生のいちごが丸ごと?なんてびっくりしたのを覚えています。
ぜひ、今回の電子レンジで簡単に出来る美味しい いちご大福作りにトライしてみてください!