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ベトナムコーヒー/ベトナムに行ったら絶対に飲みたい美味しいコーヒー!

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2025年12月、私たちはベトナムを訪れました。

ベトナム人がコーヒー好きってご存知でしたか?

ベトナムの街を歩いていると、数多くのコーヒーショップがあるのに驚きます。若い人たちも、おじいちゃん、おばあちゃんも、コーヒーが大好きなのです。

ベトナムコーヒーは、その淹れ方も、豆も、飲み方も、とてもユニークで、一度飲むと忘れられない魅力があるのです。

今回は私たちがベトナムで味わった、この独特なコーヒーをご紹介します。

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私たちが訪れたカフェ

チュングイン レジェンド カフェ

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ベトナムコーヒーの特徴

世界には多様なコーヒースタイルがありますが、その中でも独特の存在感を放つのが ベトナムコーヒー(Cà phê Việt Nam)。深い苦味と練乳の濃厚な甘さが織りなす、まるでデザートのような味わいなのです。

ここではベトナムコーヒーの特徴を3つ挙げてみたいと思います。

ベトナムコーヒーの特徴1

まずは、コーヒー豆です。

ベトナムコーヒーの最大の特徴は、

ロブスタ種の深煎り豆 を使っているということ。

ロブスタ種のコーヒーは、苦味が強く、コクが深い のが特徴で、ベトナムコーヒーの力強い味わいを作っています。

カフェイン量が高めで、香りより苦味が“ガツン”とくるタイプです。

ベトナムコーヒーの特徴2

そして淹れ方

「フィン」 という特別なフィルターを使い、1滴ずつゆっくり淹れる。

これがフィンです。

フィンの中にある細かい穴の開いた金属プレートで抽出します。

1滴ずつ落ちるため抽出に4~6分かかります。

香りや油分をしっかり残すので、力強く濃厚な味に仕上がります。

5、6分ぐらいかかってやっと下のカップに全てのコーヒーが入りました。

普段日本で飲んでいる、アラビカ種のコーヒーとは全く違う味わいです。

ベトナムコーヒーの特徴3

最後に飲み方

このままストレートにブラックで飲んでも良いのですが、ベトナム人が昔から好んで飲むのは「カフェ・スア・ダー(Cà phê sữa đá)」。

直訳すると「ミルク入りアイスコーヒー」ですが、実際はもっと濃厚で甘く、デザートドリンクに近い存在です。ミルク入りと言っても、カフェオレや、カフェラテのように牛乳を入れるのではありません。

練乳を入れるのです。

そう、あの甘くて濃い練乳です。

それがこちら。

右が練乳。真ん中がコーヒー。左が氷の入ったグラスです。

コーヒーだけ味見してみましたが、とても苦くて私には飲めません。

ところがこれを練乳と混ぜて、たっぷりと氷が入ったグラスに注ぐと、ちょうどいい味わいになります。普段飲んでいるアイスカフェオレとは全く別物です。

ロブスタ特有の力強い苦味を、練乳の甘さがやわらげ、濃厚でコクの深い味わいを生み出します。香りよりも余韻やコクを楽しむ “ガツンと来る” コーヒーで、暑い気候のベトナムでもアイスで楽しむ文化が根づいているのですね。

ホットで頂くとこんな感じです。そこに溜まっているのが練乳。その上に濃いコーヒー。

飲む前にしっかり混ぜます。

ベトナムが“コーヒー大国”になった理由

ベトナムは世界屈指のコーヒー生産国で、特にロブスタ種の生産量は世界トップクラス。

フランス植民地時代にコーヒー栽培が広がり、肥沃な高原地帯が栽培に適していたことから、現在のコーヒー文化が育まれました。

日本でベトナムコーヒーを淹れるには

日本でも、ベトナムコーヒー用の豆も、フィンも購入する事はできます。

でも、特別な豆や道具が無くてもベトナムコーヒーの雰囲気を味わうことはできますよ。

まず、豆ですが、深煎りのものを細かく挽きます。

フィルターに多めの粉をセットしたら、お湯を少しずつ注ぎ、時間をかけてゆっくり抽出します。

練乳と混ぜて氷の上に注ぎます。

お家にエスプレッソマシンがあれば、エスプレッソコーヒーと練乳を混ぜてもベトナムコーヒーに近いものができます。

スイーツのような甘いコーヒー。

コーヒーそのものがデザートなので、お菓子は無くても充分かもしれませんね。

ベトナムには、色々なフレーバーコーヒーもあります。

オレンジコーヒー、ココナッツコーヒー、抹茶コーヒー、ドリアンコーヒー、塩コーヒー、、、、

たくさんの種類があります。

私たちが試してみたココナッツコーヒーと塩コーヒー

右が塩コーヒー、左がココナッツコーヒーです。

まずは塩コーヒー

余り塩味は感じませんが、上に乗っているクリームが少ししょっぱいですね。

よく混ぜると丁度良い感じのクリーミーな甘いコーヒーになります。わずかな塩味が、甘味を引き立てている感じです。

次にココナッツコーヒー

こちらは想像通りのフレーバーですね。

甘いコーヒーとココナッツの香りが良く合います。

他にも美味しそうなフレーバーコーヒーもありますが、試してみたくないのもありますね。

ベトナムコーヒーは色々あって楽しいです。

まとめ

ベトナムコーヒーは、ただの飲み物ではなく 文化そのもの。その一杯には、ベトナムの気候、歴史、人々の暮らしが溶け込んでいるのですね。

カフェ文化が好きな人にも、甘いコーヒーが好きな人にも、そして新しい味を探している人にもおすすめのコーヒーです。

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