鹿児島県出身の僕は、2016年から薩摩大使という鹿児島県の観光大使に県知事より委嘱されました。常日頃、積極的に鹿児島県のPRをしています。
鹿児島は風光明媚で食文化もとてもユニーク。鹿児島には美味しいものがたくさん!
先日、鹿児島県から2023年の「かごしまの新特産品コンクール」のパンフレットが送られきたので、その中で食品部門入賞作品をさっそくご紹介します!
鹿児島県知事賞
山猫研究所「季節のピクルス」
これは南薩摩エリアの素材を生かした山猫瓶詰研究所の季節のピクルスです。まろやかで食べやすく、さまざまなお料理に添えたり、お酒と一緒に合いそうですね。
山猫研究所は不思議な縁でできたらしいです。
山猫研究所は鹿児島県の最南端に位置する枕崎にあります。
枕崎の市街地から更に車で15分の場所に古びた郵便局の跡地があったそうです。その地に鹿籠金山郵便局は1903年に建てられましたが、1981年、老朽化に伴い閉局した後、約30年余り空き家の状態が続いたそうです。2020年、買い取ってくれる人を探していたところ、山猫瓶詰研究所が買い取って現在に至っているようです。
鹿児島市長賞
かごしま出汁茶漬け
鹿児島といえば黒豚。黒豚などのかごしまの素材を生かしたもので、電子レンジで温めるだけで出来立ての本場の味を味わえます。
作ったのはユニオン産業です。これは美味しそうですね。
鹿児島県特産品協会理事長賞
屋久島地魚醤油漬け・5種ギフトセット
飛魚の魚醤「飛醤(とびしょう)」を隠し味にしているそうです。これは美味しそうですね。丼もの、お茶漬け、おつまみ、など色々と使えそうでいいですね。世界遺産としても知られる屋久島は飛魚の産地です。これは、トビウオは回遊魚で黒潮にのって移動するので、屋久島沖が通り道となっているからというのが理由です。
国内で水揚げされるトビウオの約2割が鹿児島産、そのうちの約7割が屋久島産なんです。
海上を飛ぶことにより運動量の多いトビウオの体は、脂肪分が少ないため青臭さが少なく、他の魚より雑味の原因になる脂肪分が少ないといわれています。
ご注文は株式会社屋久島ロックへどうぞ。
本格焼酎製法のスピリッツ「NANAIRO-七色-」
これは独特な色合いをしているお酒。ロゼワインの酵母を仕込んだ原酒、そして紫芋の天然色素でこういうピンクになっているようです。
フルーティーな味わいの焼酎、どんな味でしょう。鹿児島で味わってみたいと思います。
作ったのはLINK SPRITS 株式会社。 おしゃれな製品を作るだけあって、HPも素敵です。注文はオンラインショップへどうぞ。
5,500円(税込)/ 500ml
アルコール度数30%
日本百貨店協会会長賞
JANCACAO CHOCOLATE COLLECTION 「BLESSINGS OF KAGOSHIMA」
鹿児島でチョコレート!?と思いました。
内容を見ると、カカオ豆と鹿児島県産粗製糖だけで作るチョコレート。鹿児島の素材を合わせたオリジナルチョコレートバーなんですね。おしゃれなパッケージと共に大変興味深いです。
作ったのは、JANCACAO サイトはとてもいいデザインです。
ご注文はJNCACAOさんへどうぞ。
緑茶・塩・一味・落花生・金柑・芋・モリンガ
1枚540円 7種セット4,000円(税込) / 内容量:1枚20g
鹿児島県観光連盟会長賞
taneco 凸凹安納芋の焼き干しいも
種子島産安納芋の焼き干しいもです。鹿児島だけあって、さつまいもの製品ですね。
大きさや形は規格外ですが、甘みぎっしりの安納芋をしっとりおいしく仕上げているようです。コンパクトで持ち運びやすい個包装ですね。
作ったのは、(株)シンティトロ。
パッケージもシンプルでおしゃれですね。
ボンタン本酎ハイセット
本格芋焼酎「鶴見」に「ボンタンサイダー」で爽やかな酸味と香り、ほのかな甘味を追加しています。鹿児島発の本格焼酎ハイボール(本酎ハイ)をお手軽に楽しめます。
これはユニークな発想ですね。ボンタンは柑橘類の中では果実が最も大きくなり人目も引くのですね。観賞用としても親しまれている果樹です。
ボンタンは日本へ渡来したのが、なんと鹿児島県阿久根市といわれているのです。その昔、中国と長崎を往来するご朱印船が嵐にあって漂着した阿久根の港で、手厚くもてなされた事に感謝して、船長の謝文旦から贈られた果物であったことから、謝船長の名前にちなみ「ボンタン」・「シャボン」・「ザボン」等と呼ばれるようになったとされています。
作ったのは大石酒造(株)。ボンタンが渡来した地の会社です!
鹿児島県貿易協会会長賞
マルシカ・徳之島産無農薬シークニンリキュール
奄美黒糖焼酎マルシカとスーパーフードの徳之島産シークニンのマリアージュです。甘味と酸味、苦味を楽しめます。
シークニンはシークワ―サーの原種と言われる柑橘系の果実です。鹿児島県は奄美大島群島の中にある徳之島に自生しています。みかんのように食べるのは、ほぼ無理です。なぜなら鳥や虫も食べないほど酸っぱいようなのです。これは珍しい果実ですね。
作ったのは有限会社 松永酒造場。
ついつい飲みすぎてしまいそうな、感じですね。
奨励賞
薩摩海鮮ミルフィーユ
鹿児島のうまい魚を瓶に詰め込んだ海鮮丼です。超急速冷凍により、魚の細胞を傷つけることなく、新鮮な状態で届けられるようです。
先端技術の成果ですね。
作ったのは、海鮮七海。
薩郷がね
これは古くからある食べ物らしいですね。僕は知らなかったです。
「がね」は、鹿児島の伝統料理。さつま芋などの野菜に姶良特産はだか麦粉、伊佐の餅粉、奄美の砂糖で独自の味付けをして油で揚げたものです。
作ったのはさつま縫房&キッチンヌーボです。HPはないようです。
TEKITEKI for Athletes「ACTIVE/CHILLOUT」
個性的な商品が出ています。
お茶の有効成分に着目し、アスリートのパフォーマンス向上をサポート。リラックス効果のあるテアニン、覚醒効果のあるカフェインに特化したティーバッグです。
すべてではないですが多くの研究において、カフェイン摂取は、スポーツパフォーマンスを高めることが示されています。カフェインのメリットは、持久力、スピード、筋力、ジャンプ、投球を含め、幅広い有酸素および無酸素運動でみられるのです。
実はカフェインはドーピングの原因にされていた歴史があるのですよ。逆に考えると、それだけ効果があるというわけですね。
実は、国際的なスポーツ競技会においてカフェインは興奮剤とみなされ、特にカフェインの大量摂取は長年禁止されてきた過去がある。2004年以降、世界アンチ―ドーピング機構(WADA)はカフェインを禁止薬物リストから除外し、現在は監視プログラム(禁止物質ではないものの、ドーピングとしての利用の危険性がある物質として分析対象とするもの。検出されても失格にはならないが、乱用されている事実が認められれば禁止薬物に規定される可能性が高い項目)に指定している。
お茶のよくとれる鹿児島ならでのとてもいい着眼点ですね。
作ったのは(株)堀口園。
以上、かごしまの新特産品の情報でした。