みなさん、ブラジル料理って食べたことありますか?
群馬県大泉町にリトルブラジルと呼ばれている場所があります 。大泉町は五人に一人が外国人と言われているくらい移住者が多いところです。町人口に占める外国人登録者の割合は全国の市区町村で最も高い割合とされているのですよ。その中の70%近くはブラジル人です。
この外国人の多さは、SUBARU(スバル)をはじめ大手メーカーの工場が多く、バブル期の人手不足を機に外国人の受け入れを拡大したためと言われています。
一歩足を踏み入れると、雰囲気が違います。外国語の看板のお店が並び、外国食材のスーパーマーケット、そして外国人向けの教会などなど。
ブラジルからの労働者は日系人が多いですね。日系人の歴史をYouTubeで見つけました。
Contents
レストラン・ブラジルに行った!
大泉町にあるレストラン・ブラジルは前から行きたいと思っていました。僕はブラジル料理は食べたことがなく興味があったからです。妻は南米に住んでいたこともあり、ブラジル料理はよく知っています。
なんとレストラン・ブラジルは日本初のブラジル料理店なのだそうです!
レストラン・ブラジルの外観です。色使いが独特ですね。
これはブラジルの国旗の色ですね、ブラジル通であればすぐにわかりそう。
ちなみに、この国旗の中の星の一つひとつがブラジルの26の州とひとつの連邦区を表しています。つまり、国旗にちりばめられた星の一つひとつがブラジルの各州と現在の首都であるブラジリアを表しているのです。そして、この27の星は9つの星座として国旗の中を彩っているのだそうです。
レストラン・ブラジルに開店早々入店!
11時開店です。
中に入ると、一見して日本のレストランと違うのがわかります。「あ〜、こんな感じ!」と妻と僕はお互いによく見た外国のカジュアルなレストランの雰囲気だな、と感じました。テーブルや床は掃除しやすい材料で、椅子はちょっと高めです。
レストラン・ブラジルのメニュー
メニューを見ました。ずらりとブラジル料理が並んでいます。
レストラン・ブラジルで注文した!
最初、お店に入った時に「店内、会話もメニューもポルトガル語だけだったらどうかな」と構えていました。妻はボリビアにいたのでスペイン語はわかるし、僕はルーマニア語(ロマンス語)を話すので、ロマンス語系(ラテン系と考えていいです)のものはだいたいわかるのですが、ポルトガル語はちょっと違うので難しいかもしれないと感じていました。
レストラン・ブラジルのお店の人はとても優しい!
しかし、当然ですが、日本語メニューがありわかりやすかったです。店員さんも日本語が流暢で、ブラジル料理初心者の僕にもわかりやすく説明してもらえました。そして、とても優しく感じました。
レストラン・ブラジルで注文したもの
注文したのは以下です。
1)フェイジョアーダ
2)エスぺト・ミスト
3)サラダバー
レストラン・ブラジルのサラダバー
サラダバーに早速行きました。何やらポルトガル語で書いてあります。だいたい、わかりました。これは以下のような感じです。
セルフサービスで欲しいものだけは自分で取ってください。
残したものは別途請求させていただきます!! ありがとう。
そうか、取るだけ取って残しちゃう人いたのかな、と思いました。
日本のファミリーレストランでよく見るサラダバーとちょっと違いますね。豆が印象的です。見慣れない野菜もありました。
パルミートがあった!
このパルミートはちょっと筍に似ています。実はこれはヤシの芽なんですよ。ヤシでも、若い芽の芯を食用にするヤシです。これは、ベネズエラ、エクアドル、コロンビア、ブラジルにかけてのアマゾンで自生しているのだそうです。もちろん、栽培もしています。
ここのパルミートは缶詰のものでしたが、妻が南米にいた頃は生のパルミートを買ってきて、茹でて食べていたそうです。缶詰はやや酸っぱい感じだと彼女は言っていました。
栽培種チョンタドゥーロ(Bactris gasipaes)種は、多くの地域で育てられており、エクアドルではchontaduro(チョンタドゥーロ)、ブラジルとコスタリカではpalmito(パルミート、パルミットとも)、英語ではピーチパーム(peach palm)と呼ばれている。栽培地から遠い地域では、瓶詰・缶詰等の形で流通している。
ウィキペディアより
僕はこのパルミートは食べたことないので、すごく興味がありました。
レストラン・ブラジルで作ったサラダ
豆が美味しく感じました。パルミートは後ろに写っています。
パルミートはくせがなくすっきりした感じでした。食感は筍とそっくりです。そして、アスパラガスとも似ています。独特の食感で好きになりましたよ。
レストラン・ブラジルで食べたフェイジョアーダ
フェイジョアーダはブラジルの代表的な料理で、肉と豆を煮込んで作ったものです。この豆は、お店の人に聞いたら小豆ではなく、特別なものらしいです。フェイジョンプレットといい、黒いんげん豆なんだそうです。ブラジルから取り寄せているのだそうです。こだわり、ですね!ライスもついてきます。
見た目は黒っぽく不思議な感じです。
量が多い!
とにかく量が多いと感じました。ブラジルサイズですね。
フェイジョアーダの感想
肉は豚のスペアリブ、そして、ソーセージと豆、と味がミックスされています。長い時間をかけてじっくり煮込んである感じですよ。
レストラン・ブラジルで食べたエスぺト・ミスト
これは、牛肉、チキン、ソーセージの串焼きです。
いわゆる日本の柔らかい肉ではなく、噛みごたえのあるしっかりした肉です。ソーセージもスパイスがきいて美味しく感じました。
レストラン・ブラジルの店員オススメのソース(ピナグレッテソース)
「ピナグレッテソースを一緒に食べると美味しいですよ」と店員さんがすすめてくれました。これは、食卓に欠かせない万能調味料なんだそうです。
このソースは、トマトなど野菜がベースのソースで、肉や魚にもよく合います。酸っぱいです。お酢入りなのでさっぱりと食べられますね。
値段もお手頃です。
レストラン・ブラジルにはSAKURAしょうゆがあった!
なんと、SAKURAしょうゆが置いてありました!これは知るひとぞ知る、南米でよく見かける醤油です。ブラジル現地で現地で入手した大豆ととうもろこしを原材料として生まれたのがこの「SAKURAしょうゆ」なんです。
日本に美味しいお醤油があるのに、わざわざブラジルからSAKURAしょうゆを取り寄せているようです!これには驚きました。(ブラジル愛がすごいですね)
レストラン・ブラジルの情報
名称:レストラン・ブラジル
住所:〒370-0517 群馬県邑楽郡大泉町西小泉5-5-3
電話番号:0276-62-0994
最寄駅:西大泉駅(東武鉄道小泉線)
営業時間:(月~金)11:00~15:00(LO)&17:30~22:00(LO)
(土・日・祝)12:00~22:00(LO)
定休日/水曜日
レストラン・ブラジルへの妻の感想
私が住んでいた街、サンタ・クルスはブラジル国境に近いものでした。それゆえ、ブラジルには何度か訪れています。そして、ブラジル料理のお店が近所にありましたので、よく食事に行きました。レストラン・ブラジルには見慣れたメニューがたくさんあって、とても懐かしく感じました。
ピナグレッテソースはとても日常的なもので、私の食卓にも常にありました。
パルミートは私の大好物で市場に行くたびにたくさん買いました。そして、毎日サラダにして食べていたものです。
レストラン・ブラジルの味は現地のものとほぼ変わらず、日本に移住された人々にも愛されているのだろうなと思いました。フェイジョアーダ、パルミートなど、日本では珍しい料理を食べることができるので、日本にいながら南米を味わうことができると思いました。
以上、レストラン・ブラジルの話題でした。