私たちは2023年1月にイスタンブールを訪れました。イスタンブールは何度も来ています。東洋と西洋が交わる世界唯一の街・イスタンブールは食の都でもありますね。

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スュトラッチ(Sütlaç)はトルコでよくみる
トルコを旅すると、どの街でも必ず出会うデザートがあります。
それが、白くてやさしい甘さが特徴の ライスプリン「スュトラッチ(Sütlaç)」。

ライスプリンは、トルコに限らず世界中の色んな国々で食べられているデザートですね。
日本では米は主食なので、お米のデザートというのは少し違和感があるかもしれません。でも、一度食べてみると、この優しい甘さがクセになりますよ。
実際、私も南米在住中「アロスコンレチェ」というお米をミルクで甘~く煮たデザートがあって、よく食べていましたね、懐かしい。

「アロスコンレチェ」の写真
スュトラッチ(Sütlaç)の歴史
トルコのライスプリン、スュトラッチ(Sütlaç)の歴史は古く、オスマン帝国時代の宮廷料理としても食べられていました。

当時、米は貴重な食物であり、ミルクをふんだんに使うデザートも贅沢品。そのため、スュトラッチ(Sütlaç)は「お祝いの日の特別なデザート」として扱われていたそうです。
そして、スュトラッチ(Sütlaç)はトプカプ宮殿の宮廷厨房で好まれていたそうですよ。

スュトラッチ(Sütlaç)は、胃の調子が悪い人のために、ミルク、砂糖、米を使ったデザートを作ったことに由来すると考えられています。ミルクを使うことから薬効があるとされていたのですね。
ライスプディングは15 世紀、オスマン帝国の医学書に初めて登場しました。
時が経つにつれ、スュトラッチ(Sütlaç)は西洋の料理に定着し始め、オスマン帝国以外ではイタリアで初めて試されました。イタリア人はスュトラッチを「リソ・トゥルチェスコ(riso turchesco)」(トルコ風米)と表現しました。その後、エルコレ2世・デステとフランス国王ルイ12世の次女ルネ・ド・フランスとの結婚式で客に振る舞われたことで、スュトラッチ(Sütlaç)は世界中に広まりました。当時、砂糖の高騰により、スュトラッチ(Sütlaç)は実際には上流階級向けのデザートでした。トルコでも、スュトラッチ(Sütlaç)は宮殿の食卓で振る舞われる格式高いデザートでした。
スュトラッチ(Sütlaç)の味
米粒が入ったデザートで、ミルクと卵の味のプリンのような甘いトロトロの食感です。材料がカスタードプリンと似ているので味も同じような感じです。
でも、プリンのように固めてしまうのではなく、トロトロに仕上げてあります。
ポピュラーなデザートなので、レストランやカフェにはだいたいどこでも置いてありますよ。
スュトラッチ(Sütlaç)を食べたヤンヤル・フェフミ・ロカンタス
私たちが今回頂いたのはこちらのお店。

アジアサイドのカドゥキョイにある地元の料理店、ロカンタです。こちらのレストラン、お料理も美味しいのですがデザートも色々種類が豊富です。
お食事だけでなく、おやつやお茶を頂くにも良いお店ですね。持ち帰ってホテルで頂くこともできます。どれもこれも美味しそうでなかなか決められず、ショーケースの前から動けません。
私たちのテーブルにスュトラッチが運ばれて来ました。表面はこんがり焼いてあり美味しそうですね。
スプーンですくうと中はとろんとろん。
ミルクがとても濃厚で、口の中に甘~く広がっていきます。プリンほど卵の存在が強くはなくて、ミルキーキャンディのような感じです。
何で米粒が入ってるんだろう?と思ってしまいますが、お米の味はほとんどなくて、つぶつぶの食感が舌の上で潰れていくのが面白いですね。
一つのポーションが大きいので、結構お腹いっぱいになります。二人でシェアしても十分かも知れません。
私たちも他のデザートを数種類オーダーしてシェアしました。
スュトラッチは特別手に入りにくい材料は必要無いので日本でも簡単に作れそうです。季節も関係なくいつでも楽しめますね。

