Contents
「せいだのたまじ」
「せいだのたまじ」ってご存知ですか?
何だか楽しい名前ですよね。
「せいだのたまじ」、実は見た目もキュートで懐かしい味のするおやつなのです。
「せいだのたまじ」その由来は
「せいだのたまじ」は山梨県上野原市の郷土料理です。
「せいだのたまじ」とは、上野原市にある棡原(ゆずりはら)地域に古くから伝承されている郷土料理で、小粒の皮つきじゃがいもを味噌味で煮っころがしにしたものである。江戸時代後期、甲府の代官であった中井清太夫(なかい せいだゆう)が、九州からじゃがいもを取り寄せ、村人に種いもを配って栽培させたことで大飢饉から救ったことから、功績をたたえてじゃがいもを「清太夫芋」「清太芋」と呼ぶようになり、のちに「せいだ」へと変化した。中井清太夫は”芋大明神”として祀られており、上野原市内の龍泉寺に碑が残されている。「たまじ」は小さなじゃがいものことを意味するが、小粒でも無駄にせず食べられるようにした先人の知恵から生まれた郷土料理である。
「せいだのたまじ」があった「ふるさと長寿館」
今回「せいだのたまじ」を私がいただいたのは、「ふるさと長寿館」と言うお店です。
こちらのお店の方に作り方を教えて頂きました。
まずじゃがいもを茹でます。このときの茹で汁は塩分を加えたものでないと皮が破れてしまうそうです。浸透圧が原因ですね。
じゃがいもが柔らかくなってきたら味噌と醤油で味をつけ煮詰めていきます。
最後は煮汁がなくなるまで煮っ転がしにして出来上がり。上にいりごまを振ります。
家庭によっては醤油で甘辛く味付けしたり、煮る前に油で揚げたりなどバリエーションがあるようです。
売っているお店は少なく、どちらかと言うと家庭料理のようですね。
「ふるさと長寿館」のインスタグラム
「せいだのたまじ」が投稿されていました。
この投稿をInstagramで見る
「せいだのたまじ」の作り方動画
「せいだのたまじ」実食!
早速「せいだのたまじ」をいただいてみましょう。
ジャガイモがホクホクしています。甘辛いタレがよく絡んでいますね。
素朴な味で、何個でもペロリといけそうです。「せいだのたまじ」は、小腹が空いたときのおやつにもってこいですね。
せいだのたまじ本舗
上野原にはせいだのたまじ本舗と言う団体があり、上野原市の町おこしのため、「せいだのたまじ」を広めて地域の活性化を目指していらっしゃるそうです。
またイメージキャラクターの「たまじまる」がイベントなどで活躍しているようですよ。
「せいだのたまじ」作り方
を参考にしてください。
たまじ(小さいじゃがいも)が手に入りにくいかも知れませんが、新じゃがの時期なら売られていると思いますよ。
おうちでも簡単に作れそうなので私もつくってみよう!