今回作った塩猪のポトフ
ポトフはpot-au-feu と書き、フランス語の郷土料理です。直訳すると「火鍋」と言ったところですが、要するに肉と野菜をじっくり煮込んだ素朴な家庭料理なのです。
日本だとおでんみたいな物でしょうかね。
牛の骨つきや塊肉、ぶつ切りのベーコンなど、ダシのよく出る肉を使う事が多いのですが、今回は猪肉で作ります。
猪肉は塩麹に漬けておいたので柔らかくジューシーに仕上がるはずです。
もちろん、豚肉、鶏肉、ソーセージなどでも美味しく作れますよ。
時間はかかりますが、煮込んでいる間は手間もかからないので気軽に作ってみてくださいね。
\きちんと加工してある猪肉は臭みがありません/
Contents
なんでうまくいかないの!?
ゆっくり煮込む時間がない
使う肉をベーコンやソーセージにすると煮込む必要があまりないので30分も有れば十分です。
ダシが薄い
肉の量が少なかったりダシの出にくい肉の場合は、市販のコンソメを足すと旨味たっぷりになります。野菜からも良いダシが出ますので、皮や切れっ端を捨てずに使ってみてください。
スープが濁ってしまう
火が強いとスープが乳化して濁ります。
優しい火加減でコトコト煮てみてください
また、じゃがいもを入れるとスープが濁りやすいので避けた方がキレイに仕上がります。
私はじゃがいもが好きなので今回は入れています。
材料
塩麹猪(塩麹豚):300g
白ワイン:60cc
水:材料がヒタヒタになるくらい
好みの野菜
キャベツ:1/4玉
人参:1本
玉ねぎ:1個
セロリ:1本
じゃがいも:1/2個
好みのハーブ、スパイス適量
ローリエ
ローズマリー
ニンニク
胡椒
粒マスタード
準備
塩麹猪
表面の塩麹とハーブを拭き取って適当な大きさに切る
キャベツ
芯をつけたままくし切りにする
玉ねぎ
芯をつけたままくし切りにする
人参
皮をむいて乱切り
じゃがいも
皮をむいて乱切りにし、水にさらす
セロリ
3センチに切る
ニンニク
縦半分に切って芽を取り除く
クズ野菜・ハーブ
クズ野菜を出汁パックに入れておく
ハーブ、スパイスを出汁パックに入れておく
作り方
鍋に薄く油を引き、塩麹猪を焼いて軽く焼き目をつける
白ワインと肉が被るくらいの水を加えて煮る
アクを取る
クズ野菜とハーブ、スパイスを加え紙ぶたをして弱火で煮る
途中、煮汁の量が減ったら水を足し、常に肉が被るくらいにしておく
1時間から1時間半くらい煮て
肉に串がスッと入るくらい柔らかくなったら野菜を入れる
沸騰したら味を見て、足りなければ塩を加える
30分ほど煮て野菜が柔らかくなったら火からおろす
盛り付けてセロリの葉を散らす
スープは別料理に使うのが正式ですが、一緒に食べても美味しいですね
お好みで粒マスタードを添える
(粒マスタードにマヨネーズやオリーブオイルを加えるとマイルドで優しい味になりますよ)
完成です!
アドバイス
猪肉を使う場合は衛生面に特に気をつけて扱ってください。
生肉を触った手、包丁、まな板は必ずきれいに洗い、肉はしっかり火を通して下さいね。
塩麹漬けにしておくと、肉が美味しく柔らかくなるのでおすすめです。
また、牛肉、豚肉、鶏肉、ソーセージ、ベーコン等等どんな種類の肉でも美味しく作れますよ。
野菜もブロッコリー、トマト、カブなどお好きな物で作ってみてください。
材料を切ってお鍋に入れた後はほぼ放ったらかしなので、手間がかからずラクチンですね。
\きちんと加工してある猪肉は臭みがありません/