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ゆず酒をブランデーで作った/ハチミツを使う作り方 レシピ

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柚子のこと

日本料理によく使われる柚子ですが、柚子の原産は、中国・長江の上流域といわれています。約1300年前の奈良時代までに朝鮮半島を経て日本に伝わり、西日本で薬用として栽培されてきたのですよ。

柚子の香りを嗅ぐと、私はいつもお正月が頭に浮かんできます。お節料理の入った重箱を開けた時の、あの香りです。爽やかで上品な、他の柑橘類にはない個性的な香りですね。

柚子は四国や九州などの暖かい地域の特産品です。旬は秋から冬にかけてですが、春は花柚子、夏は青柚子として、その独特な香りを楽しむ事ができます。

お友達のお庭に今年もたくさん柚子がなったので、柚子狩りをさせていただきました。たくさん頂いてきたので部屋中が爽やかな香りでいっぱいです。この香りを一年中楽しめるように、色々保存食を作る事にしました。

今日作るのは、柚子酒です。

柚子酒は、炭酸で割ったり、カクテルにして飲んでも美味しいですし、蜂蜜漬け、ジャムは、そのまま食べても、お菓子の材料にも使えて便利です。

\今回はこのカメラで主に撮影しました|驚きのスグレモノです!/

柚子の栄養効果

柚子にはたくさんの効果・効能と栄養があります。柚子は、「捨てるところがない」柑橘類といわれているのですよ。果肉に含まれる果汁はもちろん、果皮にも栄養が豊富だそうです。

柚子果汁にはクエン酸などの有機酸やビタミンCが豊富に含まれていています。有機酸には胃の運動を活発にする効果があることが知られています。

そして、血行促進、消化促進、疲労回復、筋肉痛の改善、高血圧予防やむくみの改善、便秘解消などへの効果・効能も期待されています。中性脂肪、悪玉コレステロールを下げる役目もあり、ゆずに含まれるヘスペリジンの量は、みかんの20倍、レモンの3倍と柑橘類の中でもダントツに多く含まれているそうですよ。

柚子湯

冬至の日、柚子湯に入ると風邪をひかずに冬を越せると言われています。

冬至と柚子

  • 柚子(ゆず)→「融通」がきく
  • 冬至 →「湯治」

冬が旬の柚子は香りも強いです。強い香りのもとに邪気を払うという意味があります。端午の節句の菖蒲湯も同じ理由です。

そして、柚子は実るまでに長い年月がかかります。故に、長年の苦労が実りますようにとの願いも込められているのです。

柚子湯には血行を促進して冷え性を緩和したり、体を温めて風邪を予防したり、果皮に含まれるクエン酸やビタミンCによる美肌効果がありますよ。さらに、芳香によるリラックス効果もありますから、元気に冬を越すためにも大いに役立つということです。

柚子の学名はシーボルトがつけた

柚子は医師、植物学者として日本に貢献したシーボルトが学名の命名者です。

それは、Citrus junos。

現在は柚子の学名はこうなっています。

Citrus junos (Makino) Siebold ex Tanaka(1924)

 

植物学者 牧野富太郎博士(1862-1957)

ゆず酒を作った

うちにある柚子

ゆず酒の材料

 

  • 柚子 200g
  • ブランデー 1.5リットル
  • 蜂蜜 200g

ゆず酒/作り方

柚子をきれいに洗って乾かし、ヘタを取る

適当な大きさに切って種を取り出す

消毒した瓶に柚子を入れる

ブランデーを注ぐ

1ヶ月経ったら蜂蜜を入れる

ゆず酒作りのアドバイス

果実酒は果物とアルコールの糖度の違い、浸透圧を利用して作ります。

ですから氷砂糖など、溶けにくい糖分を使う場合には、最初から入れても良いのですが、今回蜂蜜を使ったので、柚子とブランデーの糖度が均一になった頃を見計らって蜂蜜を入れます。

柚子を種を取り、丸ごと入れますので苦味は残ります。苦味が苦手な人は量を調整してください。私たちは苦味があるのも好きなので、柚子を多めに入れます。