魚うどんは、グルテン、糖質を控えている方にもぴったりの宮崎の郷土料理です。
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宮崎県日南市に行った
日南市は宮崎県南部にあります。気候が良くて美味しい海の幸、山の幸に恵まれた日本のパラダイスですね。
私たちの大好きな町です。
日南海岸国定公園も美しいです。
日南海岸国定公園(にちなんかいがんこくていこうえん)は、宮崎県南部から鹿児島県志布志湾西岸の肝属川河口までの海岸線を包括した国定公園。1955年6月1日指定。
著名な景勝地に青島、堀切峠、鵜戸神宮、都井岬、枇榔島 (鹿児島県)、横瀬海岸などがある。海岸線と共に海中の美しさでも知られ、日南海岸海中公園は国内で初めて設置された海中公園の一つである。
なお、宮崎県北部、門川町沖の枇榔島は日豊海岸国定公園内。
日南は新婚旅行で有名だった!
昭和30年代後半から50年代初めにかけてのハネムーン先、といえば宮崎だったらしいのです。これは「フェニックス・ハネムーン」と呼ばれていました。
歌にもなっています!
この地方が知られるようになったのは、以下のことがきっかけでした。
昭和天皇の第五皇女島津貴子さんと、島津家第12代当主忠義公の孫で、旧佐土原藩主島津久範公を父にもつ久永氏の結婚だ。記者会見で「私の選んだ方を見ていただいて…」と述べるなど、奔放で明るい貴子さんの姿は新しい時代の女性像として注目され、昭和35年、そのお二人が新婚旅行の地として宮崎を選ばれたことで、一躍、宮崎が注目を集めることになる。これ以降、いわゆる「恋愛結婚」が増えるなど、お二人の結婚はひとつの社会現象となった。また、旅行中、お忍びで地鶏店に立ち寄られたことが報道され、宮崎の地鶏料理が全国区となるきっかけにもなったといわれている。昭和37年には、ご結婚間もない皇太子ご夫妻が来県、青島・日南海岸周辺はプリンセスラインと呼ばれ、若者たちの憧れをかきたてた。
「魚(ぎょ)うどん」は日南市で見つけた
いつものように美味しいものを探して道の駅をプラプラしていると面白い物を見つけました。
「魚うどん」
何これ?
どう見てもうどんにしか見えない白くて太い麺がプラスチック容器に入っています。早速お店の人に聞いてみました。
「さかなうどんってどうやって食べるのですか?」
「あー、それはギョうどんですよ。普通のうどんと同じようにして食べるんですよ」
ギョギョギョ~!ギョうどんなのか!
日本全国面白い食べ物があるのですね。うどんのように小麦粉を練って作るのではなく、かまぼこのように魚肉を練って作るのだそうです。
「魚うどん」の歴史・食糧難時代に生まれた
日南地方では、戦時中、主食が不足していた頃、代用食として魚のすり身と片栗粉で工夫してうどんを作っていました。それは、当時、見事に食糧難を救ったのです。豊かな時代になり「魚うどん」の存在は忘れられてしましました。しかし、昭和50年代に日南市漁協女性部が復活させのが、現在の「魚うどん」です。
元々は魚のすり身だけで作られていたようです。しかし、現在使われている主な材料は魚のすり身、卵、塩などです。少量の片栗粉や小麦粉が入る場合もあるそうですよ。
「魚うどん」を作った日南市漁協女性部加工グループのYouTube
「魚うどん」を作った日南市漁協女性加工部の情報
〒889-3141 宮崎県日南市大堂津2丁目10−1
電話: 0987-27-2225
「魚うどん」作り方・動画でどうぞ
リンク先にも作り方の情報はあります。
「魚うどん」の食べ方
食べ方は普通のうどんと同じで、温かいツユに入れたり、鍋焼きうどんにしたり、、、、こちらの日南地方では日常的に食べられているようです。
これって糖質制限をされている方や、グルテンフリーを心がけている方にピッタリでは無いでしょうか?私たちも糖質を少し控えているので有難い食材です。
スーパーでも見つけました。パッケージには美味しそうな鍋焼きうどん風の写真がのっています。
「魚うどん」は「さかなうどん」ではなく、「ぎょうどん」ですよ、もちろん。
小麦粉を使わずに魚肉で作ったうどんです。
「魚うどん」実食!
こちらは少し賞味期限が長いので早速購入してお家に持って帰って食べてみることにしました。
パッケージはこんな感じです。
美味しそうな写真ですね、どう見ても普通のうどんです。
パッケージの裏面には作り方も書いてあります。ツユで煮るだけ。何とも簡単ではありませんか。
開けてみると、真空パックになった麺と、別袋でツユが入っています。
これで2人前です。量的には、やや少なめです。
好みの材料を色々トッピングするのが良さそうです。今回はしいたけ、人参、ネギを入れることにしました。
まず材料を切ってツユを温めます。パッケージの裏面には麺をそのまま入れて煮込むと書いてありますが、ほぐれにくいので、ほぐしてから入れたほうが良さそうです。
ツユが沸いたら火の通りにくい野菜から鍋に入れます。
良い匂いがして来ました。
全てに火が通ったら出来上がりです。あっという間ですね。
他にもお揚げさんや、卵など入れても美味しそうですね。味はやや甘めです。宮崎県は総じて味付けは甘く感じます。ツユの出汁が効いていて、しかも麺も魚肉なので旨味が濃厚です。
麺は噛みごたえがあって、噛むとギュッギュッと音がします。一般的な「うどん定食(うどんとご飯)」だと糖質過多になりますが、これならご飯と一緒に食べても大丈夫ですね。