2020年1月。私たちはヴェネツィアに行きました。
旅の楽しみは観光と共に食事ですね。私たちは旅の目的地でよくアパートを借りて長期滞在します。その地の市場を訪れて自分たちで料理して食べるのが好きです。市場で現地の人が買う食材で作るのです。
ヴェネツィアで借りたアパートのダイニング
だいたいアパートには簡単なキッチン、そして食器、カトラリーが揃っています。問題といえば、アパートによっては換気扇がなかったりするので換気には気を使うことくらいです。その場合、窓開けて料理しますが、冬は寒い!
借りている期間、全く「自分たちのおうち」として使えるので、誰にも気兼ねせずに泊まれるのも大変魅力的です。
今回、アパートにはピアノもありましたよ
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それではだいたいの1日の流れを紹介します。
早朝、市場を訪れる
アパートのある場所からカナル(運河)を挟んで反対側に毎朝市が出ます。船で魚介類を運んできて簡易的に毎朝テントを張るちょっとした市です。午前6時くらいに開いて、閉まるのは午前10時過ぎです。とれたての魚介類ばかりなので、とても新鮮です。エビなどはまだ生きています。まずそのエビを買いました。イタリア語でエビは「ガンベロ」です。
アサリも買いました。これは、「ボンゴレ」ですね。アサリの値段は比較的高いです。
ユーロでの支払い。イタリア語の数字を覚えたら、比較的簡単に買い物はできると思います。
朝のコーヒータイム
アパートに置いてあった「直火式エスプレッソメーカー」/「マキネッタ」(小型のコーヒー沸かし器の意)と呼ばれ、ほとんどの家庭がこの器具を使って毎日のコーヒータイムを楽しんでいます。蒸気圧は高く、美味しいコーヒーが楽しめますよ。
午前8時には市場からアパートに帰ります。買った魚介類を冷蔵庫に入れ、ちょっと一休み。エスプレッソを飲むのが日課になりました。
観光に出発。
朝一番のサンマルコ広場、人が少ないですね。教会に入るのも並びません。観光は朝一番にするのがいいです(自論)。時間を有効に使えます。
ランチ・タイム
ランチタイムには、またアパートに戻って料理します。そしてできたのがエビのスパゲッティ 。ご承知だとは思いますが、「茹で時間9分」などと書いてあるスパゲゲティは約7分ほど鍋で茹でて、その後、2分はフライパンの上で具とからめるのがポイントです。
また外出・観光再開
食べたらまた観光です。ヴェネツィアではどこに行くにも船で移動です。
帰路
夕方、アパートに帰る前にワインの量り売り屋さんに寄るのが日課です。だいたい、どのワインも1リットル4ユーロくらい。写真は試飲と称して一杯ひっかけてる筆者。どの試飲用ワインも並々と注いでくれるので、端からのんでいくと酔っ払います(笑)。
帰宅・夕飯
夜作った「牛肉とセロリの煮込み」
夜は量り売り屋さんで買ったワインを飲みながら、次の日の予定を決めます。
これがよくある僕らの旅の一日です。
ヴェネツィアで作った料理(ほとんど尾崎晋也作)
アサリとトマトのスープ。イタリアンパセリをのせました。横に見えるのは乾燥トウガラシ 。乾燥トウガラシ は手でちぎって入れるのがポイント。(注意!その手で目を擦ったりすると大変なことになります)。
ムール貝のワイン蒸し
ムール貝は比較的価格は安いです。大量に買いました。
スカンピでダシをとって、マッシュルーム、プチトマトなどでスープを作りました。
ボロネーゼソースのフジッリ(パスタ)にイタリアンパセリをのせました。イタリアンパセリは好きでよく使います。
スカンピのフジッリ(パスタ)/スカンピは美味です!
ロールキャベツのトマトソース煮/トマト味が好きなので、たくさんトマト味のもの作りました。イタリアンパセリもいいですね。
スカンピを手に入れました。スカンピは人気なので、市場に早めにいかないと売り切れることがあります。
スカンピのグリル/新鮮なスカンピはとても美味しいですよ。
チーズのラビオリのトマトソース煮/またまたトマト味ですね。
アパートのオーナーのお勧めレストランへ
アパートのオーナーのおすすめで近所のレストラン Casa Bonita に行きました。オーナー家族もよく使うレストランです。僕らの行った時間はランチタイムです。
白ワインを注文。Vino della casa つまりハウスワインです。
エビのフリットを注文。
ヴェネツィアといえば、、、「イカスミのスパゲッティ 」
中世のヴェネツィではペスト(黒死病)に対する薬効があるとされ、好んで食べられたのです。
以上、ヴェネツィアで「行った!見た!食べた!」でした。