みなさん、ジョージアと聞いて何を思い浮かべますか。力士の「栃ノ心」などでしょうか。「臥牙丸」(ががまる)もいますね。
2016年5月、私たちはジョージアを訪れました。ジョージアには、ルーマニアからドイツ経由で入りました。到着するまで、全くジョージアに関する情報はなく、日本での旅行ガイドブックもない状態。とにかく現地に行ってみて情報をゲットしようと思い、2週間のドライブ旅行を始めました。
その当時は「旅行人163号特集コーカサス〜アゼルバイジャン+アルメニア+グルジア 」(旅行人は現在休刊中)という雑誌の情報しかなく、あとは実際に行ってきた人のブログなど見て漠然とルートを考えていました。
ジョージアのドライブには四輪駆動を借りるのがいいという情報があり(結構な悪路らしい)、三菱パジェロを予約していました。首都のトビリシ空港で、レンタカーを借りました。レンタカーのスタッフが言うには、三菱パジェロはすでに出払っているということ。急遽、トヨタ・ランドクルーザー(それも最新型)に変更になりました。ラッキーですね。
それでは、ジョージアのドライブで出会った露天商を紹介します。
この標識を見てわかるように、「動物に注意!」です。
前方に牛を発見。このように牛が路上に出てくることが多く驚きました。この後も、ドライブしていると、約10分ごとに牛が路上に出現するのです。よけるのが大変な時が多々ありました。かなり牛の数は多かったです。
Contents
主にワイン売ってるおじさん
まず、現れたのが、ワインをはじめ様々な飲み物、そして、果物やホウキ、なんでも売っているおじさん。僕の活動するルーマニアでも、路上で農家がワインやツイカ(かなり強い蒸留酒)を売っています。見慣れた光景です。
左から五番目の透明なペットボトルは「ウオッカ」。アルコール度数はわからないみたいです。多分60度くらいかな。今回、このおじさんの赤ワインを買ってホテルで飲みましたが、、、、。味は酸っぱくて、よくある農家のワインでした。ルーマニアでもそうですが、酒造会社でちゃんと作っている方が農家のものより美味しいと感じます。やっぱりワインなどの醸造酒は美味しく作るのに技が必要なのでしょうか。
会話
英語はほとんど通じません。少ししかわからないロシア語(僕は片言だったらわかります)でなんとかコミュニケーションしました。ジョージアでは、ジョージア語(グルジア語)、そしてロシア語、が通じます。2008年にロシアと武力衝突した旧グルジア政府は、翌年からロシア語に由来する呼称「グルジア」を、英語「ジョージア 」に変更するように各国に要請しました。それくらいだったらちょっとは英語教育すればいいのに、「全く」と言ってもいいほど大人は英語が通じません。
子供に助けを求める
道を聞くときには子供に英語で話しかけました。その上で、彼ら彼女らのお父さん、お母さんに現地語で聞いてもらいます。子供たちは学校で英語を勉強しているらしく、結構普通に会話できます。その上、アメリカのアニメなどを見て英語を覚えたりすることがあるみたいですよ。この国の将来は期待できますね。
いちご屋さん
妻が必死に「そんなに沢山、1キロとかいらないから、半分売って!」と交渉中。こちらは二人連れ、移動中冷蔵庫もないし、そんなに沢山いちごはもち歩けません。妻は東ヨーロッパ系の言葉は話せないので、身振り手振りで主張します。おじさんもなんとか沢山買わせたいと奮闘。こんなにきれいに盛り付けてあって「半分くれ」と言われても困りますよね。結局、交渉は「決裂」しました。
パンの村
パンの露天商がずらっと並んでいる村を通過しました。「これは食べなきゃ!」と即断。パンを買って、店員の少女と記念撮影。ジョージアでは、多くの人が気軽に写真を撮らせてくれます。パンは甘くてお菓子みたいでした。大きかったので一度で食べきれず、保存していたら翌日にはカチカチに固くなっていました。
サクランボ売りのおばさん
サクランボ、の露天商が沢山出ている村にさしかかりました。すかさず路肩に車を停めて買いに行きました。おばさんはとても気の良い人で、記念撮影。
サクランボは生で、糸できれいに枝に巻きつけてあります。こういうところが文化の違いかな、と感じました。概して、ヨーロッパの果物は酸っぱいです。日本のように糖度が高い果物はあまりないと思います。日本のような果物を想像して買うと、驚くか、失望することになりかねません。しかし、価格はかなり安いので沢山購入できますよ。
洗車
洗車屋さんで洗車を依頼。手作業ですね。ダイナミックに洗っていきます。とにかく、道路の状態が悪いので車が汚れます。
車を洗ってもらっている間に妻が現地のおじさんに、現地のゲームを教えてもらってます。何やら真剣な表情ですね。
大体洗車完了です。最後の仕上げも手作業。
凄腕の綿飴屋さん
この人、技がすごかったです。これは、綿飴で「ミッキーマウス」を描いているところです。「超絶技巧」ですね!このパフォーマンスで沢山の人を集めていました。
近くでパフォーマンスしてもらって喜ぶ妻。この人は本当にすごかったです。
沢山綿飴が売れて、大成功。
羊に車が囲まれてストップ!
こういうこと、旅の間で数回ありました。対処の方法としては、ジッと我慢して待ってるしかありません。15分くらい待っていると、なんとか解消します。
蜂蜜屋さん
前方に蜂蜜屋のワゴンが見えました。
ワゴンの中で寝泊りしているみたいです。蜂を飼いながら移動するのは、かつての日本と共通していますね。
片言のロシア語で会話。ポートレートを撮らしてもらいました!とてもいい笑顔ですね。
チュルチヘラ発見!
チュルチヘラはグルジアのお菓子。主な材料は、ぶどう果汁、小麦粉やナッツなどです。糸で一列につないだナッツ類を小麦粉を入れて煮た果汁に浸し、天日で乾燥させて作ります。以前、キプロスを訪れた時も、これはありました。懐かしい!
以上、ジョージアの路上で出会った食べ物でした。