今回作った「カリン羊羹」/器は京漆匠「象彦」
カリンは中国原産のバラ科の植物です。山や公園に生えていたり、街路樹になっていることもあります。秋になると黄色い大きな実がなります。
見た目は梨やりんごに似ていますが、独特の香りを持っていて、とてもいい匂いがします。
この香りはトリテルペン化合物と言うもので、細菌やウィルスの増殖を防ぐ効果があります。
そのため、のどあめの材料になったり、風邪予防のシロップになったりします。その他にもビタミンC、リンゴ酸、クエン酸、タンニンなどを含みます。
とても強い渋みがあり、これはタンニンによるものです。
渋みを抜くためには塩水につけたり加熱することが必要です。今回は、カリンジャムを使って甘酸っぱい羊羹を作りましょう。
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材料
カリンジャム
かりん:300g
水:300cc
砂糖:100g
レモン汁:大さじ1
水:100cc
寒天:2g
砂糖:10g
白あん:100g
準備
カリンジャム
1)カリンの皮をむき芯をとる
2)果肉を細かく切る
3)2)と砂糖、レモン汁を鍋に入れて火にかけ、渋味がなくなるまで煮る