今回作ったパンナコッタ・ラズベリーソースがけ
真っ白なパンナコッタに、真っ赤なラズベリーソース。一目惚れしてしまいそうな美しいデザートを作りましょう。
パンナコッタとはイタリア語で加熱された生クリームという意味で、その名の通りとても簡単なデザートです。材料も生クリーム、砂糖、ゼラチンと至ってシンプル。
ラズベリーソースは、冷凍のラズベリーを使うので、季節を問わず、いつでも作れますね!
時間も手間もかからず、あっという間に作れてしまうデザートです。
Contents
何でうまくいかないの?
ゼラチンがうまく溶けない
ゼラチンは乾物なのであらかじめしっかり水でふやかしておいてください。
また、溶かす液体(今回は牛乳と生クリーム)が冷たいとゼラチンが溶けにくいです。温めてからゼラチンを入れて、溶けるまでよく混ぜてください。
牛乳に膜が張ってしまう
牛乳を加熱したときに膜が張ってしまう現象をラムスデン現象といいます。
これは牛乳を60度以上に加熱すると、牛乳の中に含まれている脂肪の粒子が加熱によって大きくなり、水より軽くなって表面に浮き上がってきます。
タンパク質には加熱によって固まる性質があるので、表面のタンパク質から水分が蒸発すると、この表面に浮かんできた脂肪の粒子とともに固まってしまうのです。
これによって表面に膜が張ってしまいます。
これを防ぐには2つ方法があり、ひとつは絶えず混ぜながら加熱する、もう一つは砂糖を加えて加熱すると言うものです。
パンナコッタを作る際にはまず砂糖をしっかり溶かしてから、絶えず混ぜながら加熱すると言うことが大切です。
パンナコッタが均一に固まらない
パンナコッタを熱いまま型に入れて冷やしてしまうと分離してしまい、均一に混ざった状態で固まりません。
ボウルごと氷水につけて、絶えず混ぜながら、少しとろみがつくまで冷ました後で型に入れ、冷蔵庫で固めてください。
こうすると均一に、速く固めることができます。
ラズベリーソースが固くなってしまった
ラズベリーソースは、加熱している時は、いい感じと思っていても、冷めると固くなってしまいますね。
加熱時間は、ほんの数分です。ちょっと緩いかな?と思うくらいで火からおろしても、冷めたらちょうどいい固さになりますよ。
材料
パンナコッタ
牛乳 :100 cc
生クリーム :100cc
グラニュー糖 :20g
バニラ:5センチ
粉ゼラチン:3g
水:大さじ1
バニラビーンズ
無ければバニラオイル、バニラエッセンスでも大丈夫です
ラズベリーソース
冷凍ラズベリー:80g
グラニュー糖:20g
レモンジュース:小匙1/2
準備
粉ゼラチンを水でふやかしておく
バニラの鞘を縦に切って、中の種をしごき出す
作り方
パンナコッタを作る
牛乳、生クリーム、グラニュー糖、バニラビーンズを鍋に入れ、よく混ぜる
絶えず混ぜながら火にかけ、沸騰直前で火から下ろす
水でふやかしておいた粉ゼラチンを加え、完全に溶けるまでしっかり混ぜる
ザルで濾してバニラの鞘を取り除く
ボウルごと氷水につけ、絶えずかき混ぜながら冷たくなるまで冷やす
型に入れて冷蔵庫で2~3時間冷やし固める
ラズベリーソースを作る
ラズベリー、グラニュー糖、レモンジュースを鍋に入れ、ラズベリーを潰しながらトロリとなるまで5分ほど煮る。
パンナコッタにラズベリーソースをかけてミントを載せる
アドバイス
パンナコッタは本当に簡単に出来るデザートです。生クリームさえ買ってくれば、他はお家にある材料で作れますね。
パンナコッタの香り付けに、ラム酒、ブランデー、コアントロー、アマレットなど香りの良いお酒を加えるのもいいですね。
ラズベリーソース以外でも、色々なフルーツのソースが合うので、お好みのフルーツや、季節のフルーツで試してみてください。
抹茶、コーヒー、キャラメルソースを合わせても、とても美味しいですよ。