料理にお酒やみりんを入れると美味しくなりますね。
これは、お酒やみりんに含まれた旨味や香りを料理に加える事で、さらに味に深みやコクがでるためです。
ところが、加熱しない料理に、お酒やみりんをそのまま加えてしまうと、アルコール臭が料理の味を邪魔してしまいます。
そのため、予めお酒やみりんのアルコールをとり除いておく必要があるのです。
これを、「煮切る」と言います。
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なんでうまくいかないの!?
少ししか使わないのに、いちいち煮切るのは面倒
料理のたびに、煮切るのは面倒なので、まとまった量を煮切っておいて、冷蔵庫に保存しておくと便利ですね。
お酒もみりんもアルコールを抜いてしまうと保存性が低くなるので、必ず冷蔵庫で保存してください。
どれくらい煮たら良いのかわからない
お酒もみりんもアルコール度数は14〜16度くらいなので、全体の量が2割弱減ったくらいが目安です。
鍋の中がアルコール臭く無くなれば大丈夫ですよ。
2割くらい減ったのにまだアルコール臭がする
アルコールの沸点は78℃、水の沸点は100℃です。
強火でグラグラ沸かしてしまうと、アルコールだけでなく水も一緒に蒸発してしまい、全体量が2割減ってもアルコールは残っている可能性があります。
弱火でじっくり加熱してください。
約90度前後をキープしていれば大丈夫です。
温度を測るのが面倒でしたら、沸き加減で覚えてくださいね。
小さな泡が鍋底に着くくらいの火加減です。
鍋を傾けて中に火をつけると、アルコールだけが飛ぶので、このやり方もわかりやすいですね。
作り方
お酒(みりん)を鍋に入れて火にかけ、90度前後をキープしながら弱火で加熱する
鍋の沸きかげんはこういう感じです
鍋に火をつけてアルコールを飛ばす方法もあります
全体の量が2割くらい減り、アルコール臭がしなくなったら火から下ろす
冷めたら保存瓶にうつして冷蔵庫で保管する
アドバイス
タレや漬け地、合わせ調味料など、加熱しない料理によく使いますので、冷蔵庫に常備してあると本当に便利ですよ。