私たちは2023年1月にイスタンブールを訪れました。イスタンブールは何度も来ています。東洋と西洋が交わる世界唯一の街・イスタンブールは食の都でもありますね。
イスタンブールにはあっちにもこっちにもバクラヴァ屋さんがあって、バクラヴァ探しに困ることはありません。逆にありすぎて店を選ぶのに時間がかかって困ります。
Contents
バクラヴァとは
バクラヴァは、中近東やコーカサス、中央アジアといった地域で人気のある甘い菓子です。オスマン帝国で発明されました。フィロ生地の間に刻んだクルミ、ピスタチオ、ヘーゼルナッツ、アーモンドなどを挟み、焼き上げてから濃いシロップをかける、とても美味しいスイーツです。
ショーケースに美しく並べられた宝石のようなバクラヴァを見るとそのまま通り過ぎるのは難しいです。必ずお店の中に引き込まれてしまいますよ。
今回も色々なバクラヴァ屋さんを試してみましたがどちらも美味しいですね~。結局、自分たちの泊まっているホテルの近くで買うことが多かったです。
バクラヴァのオススメのお店
毎日のように3、4種類買って帰り、ホテルのお部屋でお茶を淹れて楽しんでいました。そのお店をこれからご紹介します。
コスカ
色々な種類があって毎回迷います。全てキロ単位で売られているので私のように色んな種類を一つずつ注文するなんて、全く面倒な客です。
コスカは知らないトルコ人はまずいない1907年創業の老舗、トルコの国民的企業の一つです。
古いコスカの写真
コスカでは、伝統的なヘルヴァが一番有名です。ヘルヴァとは小麦粉とバターとゴマペースト、砂糖などを混ぜた、祝い事の時に食べるお菓子です。朝食などにも食されるようですよ。
ヘルヴァ以外にもバクラヴァやロクムなどの伝統菓子が多く販売されていて、見ていてもとても楽しいです。ジャムやタヒニ(ゴマのペースト)やペクメズ(豆や葡萄を煮詰めた「糖蜜」)などもあります。クッキーやお茶もありますよ。とにかく、トルコの定番お菓子なら何でもそろっているのがコスカです!
プチ情報
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私たちの行ったコスカ
イスタンブール旧市街・グランド・バザールにも近いので見つけやすいですよ。
トランヴァイのT1号線、Beyazıt-Kapalıçarşıで降りると、グランド・バザールのちょうど道を挟んで反対側です。トランヴァイのアナウンスで「次はベアズィト。グランド・バザール」と英語のアナウンスがあったらそこで降りてください。
コスカ4種類のバクラヴァ 実食!
今日は、カカオ味のバクラヴァ、定番のピスタチオ、アイスクリーム味のバクラヴァ、クルミが乗ったバクラヴァの4種類を買って帰りました。
カカオ味のバクラヴァ
ピスタチオのバクラヴァ
アイスクリーム味のバクラヴァ
クルミが乗ったバクラヴァ
伝統的なバクラヴァは、やはり蜂蜜とピスタチオですね。薄い生地を何層にも重ねてナッツや蜂蜜、シロップをふんだんにかけた甘~いバクラヴァ。チャイ(紅茶)が良く合うんです。
表面はパリパリっとしているのに下の方はシロップがたっぷり。一粒の大きさはひとくちサイズなのにケーキひとつ分くらい甘くてリッチなお菓子です。
カカオ味や、アイスクリーム味のバクラヴァはバクラヴァ通からしたら邪道だそうですが、これが美味しいんですよ。
\今回このカメラで撮りました・スグレモノです/
ハフィズ・ムスタファ
ハフィズ・ムスタファは老舗の有名店。なんと創業は1864年です。日本でいえば、幕末。その頃、英国の女王はヴィクトリア女王、米国の大統領はエイブラハム・リンカーン、オスマン帝国のスルタンはスルタン・アブドゥルアズィーズ・カーンでした。相当古いお店ですね。
スイーツのお店、ハフィズ・ムスタファは、1864 年にスルタン アブドゥルアズィーズ・カーンの治世中にイスタンブールのバフチェカピでハジ イスマイル ハック ベイによって設立され、その後、彼の息子であるハフィズ ・ムスタファに引き継がれました。
数々の賞
1926 年から 1938 年の間に、ハフィズ・ムスタファはペストリー、菓子、キャンディーの分野でヨーロッパから 12 個のメダルを獲得しています。コミュニケーションが今日よりもはるかに複雑だった当時、ハフィズ ・ムスタファの名声はヨーロッパ中に広がり、ハフィズ ・ムスタファのユニークなフレーバーは、ほぼ毎年各所から受賞する栄誉を獲得しました。今日、これらのメダルはイスタンブールの本社に誇らしげに飾られています。
ハフィズ・ムスタファの公式インスタグラム
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私たちが行ったハフィズ・ムスタファ
ここを探せなくてもこ心配いりません。 ハフィズ・ムスタファはイスタンブールの旧市街・新市街の各所にお店がありますよ。
お店を探すときに参考にしてください。ハフィズ・ムスタファのHPより。
ハフィズ・ムスタファのバクラヴァ 実食!
お店によってバクラヴァの種類が違ったりデザインが変わっていて楽しいですね。
ホテルの部屋のテラスでチャイ(お茶)と一緒にいただきました。
細い麺状の生地にはシロップがたっぷり。中のピスタチオはカリッと香ばしいです。
外側の生地はパリパリです。中にはナッツがぎっしり入っていましたよ。定番のピスタチオは、いつも期待を裏切りません。
3種類の違う味が楽しめました。
MADO
MADO は大きなチェーン店で、イスタンブール中にたくさんあるカフェ&レストランです(ちょっと高級)。
MADOは1850年にYaşar Kanburによって創業されました。1991年以降、アイスクリームショップがチェーン化。トルコ国内に305店舗以上のレストランやカフェを展開しています。
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MADOはとても清潔で静かなカフェなのでゆっくりお茶を楽しむことができます。バクラヴァ以外でも、様々なデザートがあるので、通いたくなりますね。
MADOを探すことには苦労しません。イスタンブールの市内にたくさんありますよ。
私たちの行ったMADO
MADOのバクラヴァ実食!
この四角くて大きいバクラヴァは、とても細い素麺みたいな生地で出来ています。
小さい方のバクラヴァは生地が固くてカリカリしています。
\今回このカメラで撮りました・スグレモノです/
毎日こんなに甘いもの食べてていいのかな?でも旅行中はスイーツ解禁なので帰国してからは控えようと思います。