今回作った練りきり 漆器は京都漆匠「象彦」
和菓子屋さんに並ぶ色とりどりの季節の上生菓子。花や果物、動物の形をしたきれいなお菓子を見つけると嬉しくなりますよね。
おうちで作るなんてとんでもないって思ってしまいます。でも実はそうでもなくて意外に簡単なんです。
中でも練り切り生地は、色付けも形作りも自由自在で、実はとっても楽しいのです。色をつけたり形を作ったり、小さい頃に楽しんだ粘土細工みたいなんですよ。
ぜひオリジナルの季節のお菓子を作ってみてください。
餡(あん)は作るのが大変なので、あんこ屋さんで買って、小分けして冷凍しておくのがお勧めです。
Contents
なんでうまくいかないの!?
求肥(ギュウヒ)にムラができてしまった
白玉粉は水に溶けにくので、あらかじめ水に浸して置いて、完全に溶けてから使いましょう。求肥(ギュウヒ)は加熱しすぎると硬くなってしまうので、少しづつ加熱しては混ぜて様子を見ながら仕上げてください。
白あんと求肥(ギュウヒ)がうまく混ざらない
白あんも求肥も電子レンジから取り出してすぐの熱々の状態で混ぜるとムラなく混ざります。
色の付け方が難しい
色粉は少量でも色が強く出るので、ほんの少しずつ加えて淡い色を目指しましょう。
練り切り生地が手にベタベタくっついてしまう
白あんが手につかなくなるまで、電子レンジで加熱して水分を飛ばしておきましょう。
材料(4個分)
2)求肥
- 白玉粉:3g
- 水:6g
- 上白糖:3g
3)色粉(赤・黄) 少々
4)こしあん:60g
準備
1)白あん 耐熱ボールに薄く広げて、電子レンジで約2分加熱し、さらに少しずつ加熱しながら手にくっつかなくなるまで水分を飛ばしておく
2)求肥 材料を合わせて電子レンジで1分加熱し、取り出して混ぜる
さらに加熱し透明になるまで加熱と混ぜることを繰り返す
3)こしあんを4等分して15グラムのあん玉にする
作り方(菊)
1)白あんと求肥を熱いうちに合わせよく練る。これが、練り切り生地です
2)練り切り生地少量を黄色の色粉(食用色素)で色付けし花芯を作る/ 残りを赤の色粉で色付けし(花びら用)4等分する。
作り方(椿)
1)菊の作り方1)2)3)の手順と同様に、餡玉を包んだピンクの練り切りを作る
3)花芯を椿の中心にのせる(花芯の作り方は菊の花の6)7)と同じです)
アドバイス
椿の花を作る際、普通の茶巾では厚みがありすぎてきれいな形を作るのが難しいです。和菓子用の絹フキンやクッキング不織布を使うことをおすすめします。
身近な道具を使っていろいろな形を作れるので、季節に合った上生菓子作りを楽しんでください。